みなさん看護師と言ったら女性のイメージはありませんか?
実は世の中には男性の看護士も少なくありません。
今回はそんな男性看護師の年収などについて詳しく見ていきます。
目次
男性看護師の平均年収は?
看護師と言えば女性のイメージがあるかと思いますが、実は今平成16年から10年間で男性の人数は二倍以上に増え、7万人を越えてきているのです。
男性看護師が誕生したのは男女雇用機会均等法の影響だともいわれています。
そこでまず皆さんが一番気になる、男性看護師の平均年収をみていきましょう。
以下のデータは厚生労働省の平成29年のものです。
男性看護師の平均年収 | 549.6万円 |
平均年収 | 376,6万円 |
これをみると女性看護師に比べ男性看護師の方が200万円ほど高い平均年収になっていることがわかります。
この男女間での平均年収の差は後で詳しく説明します。
看護師の給与が上げる方法
看護師には夜勤があり、その夜勤の勤務回数によって給与は前後していきます。
そのほかにも、昇給することで年収がアップしたり、どこの病院で働くかによっても年収が変わってくるので勤務地を変えたりすることで年収アップを狙うことができます。
また、正看護師か准看護師かでも年収は大きく変わってきます。
男性看護師のボーナス年額は?
次に、男性看護師のボーナスについて調べていきます。平成30年賃金構造基本統計調査によると
20~24歳 | 39万円 |
25~29歳 | 79万円 |
30~34歳 | 84.1万円 |
35~39歳 | 87.5万円 |
40~44歳 | 90.6万円 |
45~49歳 | 101.9万円 |
50~54歳 | 106.2万円 |
55~59歳 | 112.6万円 |
60~64歳 | 73.2万円 |
65~69歳 | 144.1万円 |
上記の表をみて分かることは、20代前半のボーナス額は低いが40,50代になると100万円以上の多額のボーナスがもらえることがわかっています。
また、女性の年代別のボーナスは基本的に男性と変わらないが、20代の時は若干女性の方が多いのに対し、年を重ねるにつれて男性のボーナス額の方が多くなり、最大で15万円以上の差が出ていることも分かりました。
この結果は女性看護師の多くは子育てがあるため、夜勤などを減らし、短期間勤務やパートとして働くようになるからだと言われています。
男性と女性では平均年収に違いがあるの?
看護師の男女での平均年収には様々なデータがありますが、基本的には男性の平均年収の方が高くなっていることがわかりました。
この結果は、まだまだ男性の人数が少なく、場所によっては重宝されるということや、医療現場のなかで最も過酷と言われている救急病院や、患者さんが暴れることもある精神科棟などでは男性が重宝されるので、年収が高くなっているのではないかと言われています。
男性の方が長く働く割合が高いので年収も高い!
また先ほども少し触れたが、女性のほとんどは子育てのために職を離れたり、夜勤を減らすなど短期間勤務にシフトしたり、正看護師を辞めパートとして勤務する様にしたりということが平均年収を低くしているのではないでしょうか。
それに対して男性は基本的に長く働き続けるため、その分平均年収が上がっている。
その他にも男性の方が大きな病院などに勤務している割合が高いというのも理由の一つです。
女性の方が人数が多く、その多くが第一線ではなくパートとして勤務しているということがわかりました。
なので基本的には男女間での平均年収の差はあまりないか、男性の方が若干高いという結果になっています。
男性全体からみた男性看護師の平均年収
ここまで男性看護師の平均年収や女性看護師と比較した年収などをみてきました。
次は看護師に絞らず男性全体と比較してみていきましょう。
厚生労働省と国税庁が算出した職種別給与ランキングによると、
医師 | 1位 | 1233万円 |
看護師 | 40位 | 489万円 |
男性のみのランキングではトップが医師の1233万円で、看護師は489万円の40位でした。
この結果によると、男性看護師は全体の中では決して高い方ではないということがわかりました。
また、男子全体での平均は約511万円と言われているので、その結果からもあまり高いとは言えないでしょう。
しかし、あくまで平均なので1000万円以上稼いでる男性看護師も中にはいます。
看護師の年収の高い職場とは?
看護師は規模の大きい病院に勤めている方が年収が高いという特徴があります。
そのため、地方でも大きな病院なら年収が比較的高いです。。
ですが、地域によっても格差があります。
首都圏や関西圏の方が他の地域に比べてが高いという傾向があります。
このように勤務地域や勤務先の病院によって年収が変わってくるので、年収アップのために勤務場所を変えていくという方法もあります。
職場や役職によって給与アップ
看護師と言っても様々な仕事があるので、給与の高い職に就くことや、昇給するという方法もあります。
昇給の面では勤務先の病院の院長や副院長は他の従業員よりも高いです。
給与の高い職でいうと、美容外科クリニックや、臨床開発モニター、訪問介護ステーション開発などがあります。
この職に就けば1000万円も見えてきます。
男性全体でみると平均年収は決して高くはないです。
ですが給与の高い仕事や職もあるので、そこに就くことができれば年収1000万円プレイヤーもいるということが分かりました。
自分の希望に見合った年収をもらえるよう頑張りましょう!