2年間働いてわかった!看護助手の仕事内容から資格の必要性などを徹底解説!

経験者が教える看護助手の仕事内容や資格の必要性について

病院現場では、医師や看護師を始め数多くの職業の方が働いています。

医療の現場では医師や放射線技師など専門的な知識が必要になることがほとんどなので、病院に勤務している方の多くは国家資格を持っています。

しかし、今回紹介する看護助手という職業は資格がなくても働くことが可能です。

このページでは、これから看助手を目指す方に向けて。基本的な仕事内容から資格の必要性など詳しく解説していきます!

看護助手とは?

看護助手とは、名前の通り看護師の助手をする職業になります。

直接的な医療行為をおこなうことがないため無資格でも就業が可能な職業となっています。

外来で看護助手をすのか、病棟で看護助手をするのかでも業務が異なることもあり、その作業は多岐に渡ります。

  • 環境整備
  • リネン(シーツ)の張替え
  • ベッドメイク
  • 患者の搬送
  • 医療器具の準備
  • 書類の受け渡し
  • 薬の受け取り
  • 患者の移乗
  • 入浴・食事の介助
  • コール対応

パっと出しただけでも上記のような業務内容があります。

勤務する病院によっても作業内容が異なることが多いので一概にはいえませんが、看護助手の業務が多岐に渡ることはおわかりいただけたのではないでしょうか。

資格がなくても看護助手として働ける!

看護助手は、名前に「看護」がついていることや、病院で働いていることから、専門資格がなければ働けないと思われがちです。

しかし、看護助手は国家資格があるわけではなく民間資格しかないので、多くの病院で雇用に資格の有無は関係ありません。

実際に看護助手として働いている人のなかには、資格を持っていいない方も大勢いますし、年齢層も10代から50代まで幅広く活躍しています。

看護助手の勤務先や給料について

看護助手の勤務先や雇用体系について

看護助手の勤務先は、医療機関です。

大学病院から総合病院はもちろん、クリニックなどでも勤務できます。

雇用形態は、パートやアルバイトが最も多い層になります。

しかし、勤続年数が長いければより就労条件のいい嘱託職員や正社員での雇用もあります。

看護助手の給料について

大学病院で勤務する場合

看護助手が大学病院で勤務する場合の時給は最低でも1000円以上となっています。

東京や大阪などの都市部では、決して良い給料とはいえません。

しかし、東北地方や九州地方でも1000円以上なので、他のアルバイトと比べると比較的高いほうではないでしょうか。

嘱託職員の場合は、20万円代前後が相場となっています。

総合病院で勤務する場合

総合病院で看護助手として働く場合は、早番や夜勤もおこなうことが多いです。

そのため、大学病院と比べても時給は高めに設定されいます。

都内だと1000円から1200円くらいが相場となっていますが、夜勤時の時給も含めると大学病院で勤務するよりも高い時給となっています。

しかし、コール対応や入浴介助・食事介助をおこなう場合もあるので、体力に自信のある方がおすすめです。

クリニックで勤務する場合

クリニックは、自宅から通い場所にあることも多いため、人気の職場となっています。

給料は地域によって異なりますが、東京では1000円程度となっていることがほとんどです。

地方では、900円代のところも珍しくありません。

しかし、大学病院や総合病院ほど規模が大きくないため、作業内容は比較的ラクなことが多いです。

主婦層の看護助手が多く勤務している場合が多いのが特徴です。

看護助手として働くメリット

福利厚生の充実

看護助手として大学病院や総合病院で勤務する場合は、福利厚生が他のアルバイトと比べて手厚くなっています。

厚生年金や社会保険といったところはもちろん、アルバイトでも条件を満たせば有給休暇ももらえます。

大きい病院で働く場合は、病院が所有する保養所の利用も可能とです。

病院代を安く抑えることもできる

急な病気になったときにすぐ医者に見てもらうことはもちろん、医療費を安くすることもできます。

病院には通常初診料がかかります。

総合病院で5000円程度、有名な専門医が勤務する大学病院だと8000円から10000万円程度の初診料がかかってしまいます。

しかし、その病院で勤務する看護助手の方は初診料を免除して受診することが可能です。

もちろん、病院によってはできないので、事前に確認しておきましょう。

コミュニケーション能力が上がる!

病院は多くの人が集まります。

外来や病棟に入院する患者さんはもちろん、看護師や医者や技師など多くの人と話す機会があります。

さまざまな職種の方々や患者さんと密にコミュニケーションを取ることで、よりよい医療にも繋がります。

コミュニケーション撮っていくうちに自然とコミュニケーション能力も上がるはずです!

やりがいがある

看護助手として働く一番のやりがいは、患者さんや周りの看護師さんに感謝されることだとおもいます。

患者さんの搬送はもちろん困っていることを少し手助けするだけでも、感謝の言葉を多く貰えます。

また、薬の受け取りや患者さんの搬送といった業務をこなす中で看護師さんに感謝されることが多いです。

通常の業務はもちろんですが、働いた分以上に感謝されるので、一般的なアルバイトよりもやりがいを感じられます。

看護助手の資格を取得するメリット

看護助手として働く上で、資格は必ず必要というわけではありません。

しかし、大手の資格スクールを始め多くのスクールで看護助手講座が開講されています。

実際私は無資格のまま看護助手として働いていましたが、「資格を取得しておけば…」という場面も多くあったので、実体験を交えながら解説していきます。

就職活動に有利

看護助手として働く場合、資格は特に必要ありませんがこれまでの経験は考慮されるケースが多いです。

医療関係の職場で勤務したことのない人は、資格を取得して面接でアピールできるポイントになります。

看護師との連携がスムーズ

病院ごとで仕事内容は若干ことなりますが、患者さんの対応や看護師や医師との連携は基本的にどの病院でも共通しています。

なんの知識もない素人がいきなり働き始めても、わからないことも多く戸惑うことも多いです。

資格を取得しておくことで、基本的な業務を理解し即戦力として現場で活躍できるでしょう。

仕事の幅が広がる

前述したように、看護助手の仕事内容は多岐にわたります。

私の場合、未経験から働き始めてから業務になれるまでに3ヶ月から6カ月程度はかかってしまいました。

仕事ができなかったので、毎日同じ作業の繰り返しでした。

同じ業務の繰り返しだと、仕事へのやりがいも感じなくなってしまいます。

資格を取得し即戦力として勤務先に認めてもらうことで、早くから幅広い業務に携わることが可能です。

介護業界への転職も可能!

看護助手の業務の中には、患者さんに対しての移乗介助や食事・入浴の介助をおこなうことも多いです。

特に、病棟で入院されている患者さんの8割以上は高齢者の方なので、さまざまな介助をおこなう機会があるとおもいます。

こういった場所で培った経験や知識は、医療の現場以外の場所でも活躍できます。

近年深刻な人手不足といわれている、介護業界でも役にたつことでしょう。

看護助手としての専門知識をつけておくことで、介護業界で働く場合も他の介護職員よりも専門的な知識を持って利用者にサービスを提供できます。

看護助手の資格を取得するのにおすすめの資格スクール

ユーキャン

ユーキャンの看護助手講座は、通信講座受講するだけで看護助手についての知識を身につけることができます。

修了試験などもとくに無いので、自分のペースで勉強を進められるのが特徴です。

また、全国医療福祉教育協会に認められたテキストを使用しているため、受講終了後には、資格認定証を受け取れるので面接時にアピールしやすいです。

介護関連や医療関連の資格の取得を目指すなら「生涯学習のユーキャン」がおすすめです。学習しやすい教材やサービスが準備されており、充実した通信講座であるユーキャンのメリットや口コミを含めて、各資格の学習にかかる費用を徹底的に解説していきます。

ヒューマンアカデミーたのまな

たのまなの看護助手は、ユーキャンと同様に通信講座のみで資格を取得することができます。

通信講座での勉強になるので、実際に医療の現場でどれくらい役にたつのか不安な方も多いのではないでしょうか。

たのまなでは、入浴介助や診察に必要な器具の準備まで詳しく学べるので安心です。

また、就職支援サポートもおこなっているので、資格取得後も安心です。

ヒューマンアカデミーたのまなはヒューマンアカデミー株式会社が運営する、通信講座に特化した総合資格スクールです。 ヒューマンアカデミーたのまなで学べる講座は150以上あり、業界トップクラスとなっています。グループ全体で30年以上の伝統、133万人の修了生を輩出している経験があり実績は高いです。このページでは、ヒューマンアカデミーたのまなで特に医療事務系を取得しようと考えている方に向けて、特徴やメリット、口コミや評判を詳しく解説していきます。

ニチイ

介護業界や医療業界の福祉関連の資格に特化した大手の資格スクールのニチイでも、看護助手資格を取得できます。

上記で紹介した2校とは異なり、実際に通学しながら勉強し、資格の取得を目指します。

そのため費用も高めですが、実際に実技の授業を通して患者さんの対応を学ぶことができるので、より実践に近い形で知識を身につけられます。

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