派遣介護の給料はどれくらいなのか?

派遣介護士の給料の実態についてついてせまる

派遣の仕事って世の中たくさんありますよね。

今回は派遣の介護の給料について介護の正社員との比較も交えつつ見ていきたいと思います。

介護は派遣と正社員どっちのほうが給料が良いのか?

介護の派遣社員と正社員どちらのほうが実際給料が良いのか?

結論から言うと、時給換算で「派遣介護」の方が給料的には高いです。

具体的に介護サービスを行っている派遣社員の平均時給は、1,281円です。

(平成27年度労働者派遣事業報告書より)

一方で正社員の給料を時給換算で見てみると平均時給は1,281円と派遣社員と比べて非杙結果が出ております。(平成28年賃金構造基本統計調査より)

このように派遣の介護は給料が良いです。これについてもう少し深く見ていきたいと思います。

夜勤や残業での給料比較

派遣社員の場合は正社員の場合に支給される手当の時給割増が上乗せされるからです。

実際に残業・深夜手当は通常時給の1.25倍となって、時給換算した場合は派遣社員の残業や夜勤などにおいては給料が良いということになります。

このようなことから夜勤に正社員並にシフトを入れた場合は、高収入が見込まれる形となっています。

また近頃は派遣社員の待遇を良くなり正社員との差も随分と減ったため、派遣社員ならではのメリットに魅力を感じて、あえて派遣社員に登録する人も増加しています。

なぜ派遣社員のほうが給料が高いのか?

派遣社員は働いた分だけ給料に反映されるということが大きいと思われます。

正社員の場合は先ほども言ったように時給換算すると派遣社員よりも低い場合もあります。

このことから、労働時間が長くサービス残業も多いとされている介護職においては、正社員で固定給制よりも時給制ではある派遣社員の方が給料によりよく反映されます。つまり時給換算の派遣社員の方が給料が良くなっている傾向があります。

サービス残業などはあるのか?

労働派遣法にて派遣社員のサービス残業は禁止されているので、法廷時間外の労働は必ず時給が25%割増しになります。

具体的に時給1200円の派遣社員に残業を頼んだ場合は25%割増しになるため、給料は1500円になります。

つまり派遣社員が残業すると人件費のコストが高くなってしまいます。

しかしパート社員や正社員の場合は、残業を依頼してもコストがかからないため派遣社員に対して残業を依頼することはごくわずかと考えられています。

結果として派遣社員にできるだけ残業をさせてはいけないといった職場の動きがみらています。

なぜ高時給の派遣介護を会社は雇うのか

それは人件費のコストを考えているからです。

介護士を雇う場合は、採用コスト、社会保険料、有給コストなどの人件費がかかってしまいます。

これらすべての費用の面倒を見ないといけなくなるに加えて、求人募集の広告費用なども加算されてしまいます。

またかなりのお金をかけて採用した人材が辞めてしまった場合は、そのコストをドブに捨てたようなことになりかねません。

これらの理由から、手間とお金を使って直接介護士を雇用するよりも、派遣会社がある程度のスキルを保障している人材を採用していった方が労力もお金の負担なども軽減されると考えられています。

つまり、介護士の場合は派遣社員に対しても給料を多く払っても問題はないということになります。

※派遣社員の社会保険や有給休暇の費用などは派遣会社が支払っています。

派遣介護士の有給は?

ここでは派遣介護士の有給取得などに関して詳しく見ていきたいともいます。

介護士の場合は派遣会社が相手であるため100%有給の消化ができます

正社員の場合だと働いているとなかなか有給は言い出しにくいものです。

しかし派遣社員の場合だと派遣会社が相手であるのに加えて、一か月の予定の中において、自分がシフトを出してない日(休日にしている日)に有給のチェックを入れるだけで、その分の給料が支払われます。

そのため年間の有給を未消化にすることはほとんどないと考えられています。

さらに時給が1500円の場合だと1日当たり12000円なので年間で12万円分が有給として入るので、ちょっとしたボーナスと考えることもできます。

介護士の時給に関係する資格

介護士の派遣において、資格が給料に大きく影響しています

介護士の派遣の時給は自分が所持している資格や介護経験によって派遣会社が規定を設けているため資格を持っているか否かで時給が変化します。

働く場所によって違いは多々ありますが、

  • 介護職員初任者研修修了者
  • 介護福祉士実務者研修修了者
  • 介護福祉士

が主な給料が変わってくる資格と考えられています。

介護職員初任者研修修了者

介護職員初任者研修修了者の場合は時給は1200円~1300円程度です

この資格は元々はヘルパー2級という名称だったのですが、そこから変更された、「介護の入門資格」です。

カリキュラムを終了して試験に合格すれば資格を取得できるため、挑戦しやすい資格となっています。

介護福祉士実務者研修修了者

介護福祉士実務者研修修了者は時給では1400円~1500円程度と考えられています。

この資格に関しては介護の基礎知識およびスキルをしっかり学びたい方にオススメの資格となっています。

介護福祉士

最後に介護福祉士の場合は時給は1600円~2000円程度とかなり高い相場になっています。

介護福祉士は「社会福祉士及び介護福祉法」に基づく国家資格です。

この資格は、介護を必要とする方がさまざまな生活行為や生活動作を支援して、支えるための知識と技術を必要とする介護の専門資格として認知されています。

上記のが主な給料が変わる資格ですがそれ以外にもケアマネージャーや介護事務といった資格もあります。

このように資格を持っているか否かで給料に違いもあるため資格は取っておくに越したことはないと考えられています。

派遣介護士で働くデメリット

今までは派遣介護士で働くことの給料面を中心としたメリットの説明を行いましたがここでデメリットの面にも注目したいと思います。

以下にデメリットを大きくまとめます

  • 正社員と違ってボーナスが出ない
  • 福利厚生が正社員と比較すると薄い
  • 地方での派遣介護士の案件は多くない
  • 派遣法3年ルールがある

ボーナスが出ない

派遣社員は正社員に比べて時給単価の場合は時給が高いですが、ボーナスが出ません。しかし時給が高いことから年収に換算すると派遣介護士の方が正社員よりも給料が高くなることも少なくありません。

福利厚生が薄い

派遣介護社員は正社員と比べると福利厚生が薄いような気もしますが、実際は正社員並みに整備されています。社会保険、厚生年金、交通費全額支給、有給休暇、健康診断、といったものは当たり前に介護派遣をしている場合は受けられます。

地方だと案件が少なくなっています

関東近辺に比べる地方は介護施設の数が少なくなってしまっているため、案件が都会と比較してしまうとやはり減ってしまう傾向にあります。

派遣法の3年ルール

これは派遣先として勤め始めた「会社」「法人」には3年以上働くことができないと定められたルールです。

そのため人間関係が良好な職場でも3年以上は勤務できないというのがデメリットとなっていますことがあります。

まとめ

ここまで介護士派遣の給料について詳しく見ていきましたが、ここで介護士派遣で働くメリットをまとめてみると、

  • 正社員よりも時給の給料が高い
  • 労働時間が明確化されておりサービス残業がない
  • 派遣会社が相手なので有給が取得しやすい
  • シフト制であるため自分の希望で働くことができる

上記のようなことが今まで話から分かりました。

また派遣社員の場合は派遣会社を通しているため、仕事上における悩みなどは派遣会社に相談でき、介護施設などに問題解決などを促してくれるので非常に楽で頼りやすいです。

それ以外にも時給アップの交渉なども派遣会社では当たり前のように行ってく入れます。

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