看護師と同じく、看護助手にも夜勤はあります。
夜勤手当がつくこともあり、夜勤を希望する方も多いです。
ですが病院の夜勤と聞くと「怖い」「大変そう」など感じませんか？
しっかりと確認してから働きたいですよね。
今回の記事では、夜勤の業務内容、不安要素などを紹介していきます。
目次
看護助手にも夜勤はある！
看護助手の夜勤を募集している病院はあります。
入院設備のある病院では看護師だけで夜勤をこなすことは、負担が大きく大変です。
そのため夜勤で働ける看護助手の募集はたくさんあります。
また夜勤のみの募集もあります。面接時に日勤のつもりが夜勤の募集だったとならないように、応募する前にしっかりチェックしましょう。
看護助手の夜勤の業務内容
看護助手の夜勤ではどのような業務をおこなうのでしょうか。
施設によって異なりますが、一般的に以下の業務を行います。
- 夕食の配膳、補助
- 朝食の配膳、補助
- 入浴の介助
- 就寝の案内、支度
- 夜勤時の対応、見守り
- 器具の清掃、整理整頓等
- 口腔ケア
- おむつ交換、体位交換
施設のよって異なりますが、夕方６時前後から翌朝９時前後となっています。
患者さんの就寝への準備、夜間のナースコール対応が主な仕事です。
看護助手の日勤と夜勤の違い
日勤と夜勤の違いの一つにスタッフの人数があります。日勤よりも少ない人数で業務をこなさないといけません。
また就寝時間後は消灯となるので、ナースコールが増えます。
基本人数の関係で、看護助手もナースコールの対応を行います。
トイレの付添や落ちたものをとってほしいなど、看護助手で対応できることは看護助手が対応します。
看護助手では対応できない緊急事態のナースコールの場合は、すぐに看護師や医者に取り次ぎます。
患者さんの異常に気付けるのはナースコールに対応した人だけです。
少しでの異常に気づいたら、看護師に伝えましょう。
看護助手の夜勤手当はどのくらい？
看護助手の夜勤手当は職場によって異なりますが、5,000-6,000円。多いところだと10,000円を超える職場もあります。
夜勤の回数によっては、給与の割合の多くを夜勤手当が占めます。
しっかりと稼ぎたい方は日勤よりも夜勤をおすすめします。
それでも夜勤がキツイと感じた方は資格を取ることをおすすめします。
看護助手の主な資格に以下のものがあります。
- メディカルケアワーカー
- 看護助手実務能力認定試験
資格手当のある職場では給与アップが期待できます。
職場で確認をして挑戦するのも良いでしょう。
看護助手の夜勤はキツイの？
看護助手の夜勤は施設によって異なりますが、初めはやはりキツイと感じる方が多いです。
一時間ほどの仮眠時間もありますが、明け方になるにつれて睡魔がMAXになると聞きます。
ですが看護師と異なり直接医療行為は行いません。常に患者さんの命と隣あわせの看護師とはプレッシャーが異なります。
看護師のプレッシャーと比べたら楽と言えるかもしれません。
また看護助手は基本、看護師の指示のもと働きます。
そのため上長の看護師との関係性も大事になってきます。
良い関係性を築けていれば、キツさを感じずお互い気持ちよく働くことができるでしょう。
看護助手の夜勤でよくある不安
夜の病院が怖くてやっていけるか不安
夜の病院と聞くと怖いイメージをいだいてしまう方も多いです。患者様も病棟で寝ているし、周りに看護師さんもいます。
ですが「ナースコールが鳴ったのに誰もいなかった」という先輩にの話を聞くと、ナースステーションから離れた病室のナースコールに行きたくなくなります。
ですが一番怖いのは患者さんの緊急事態に気づけないことです。
患者さんの異常に気づけるのはナースコールに対応した人です。
この不安の対処方法は「慣れる」しかありません。
患者さんの命を見守っているんだという気持ちで望めば怖いことも考えずに済むでしょう。
また周りのスタッフや患者さんとコミュニケーションを密に取るなど、一人じゃないと感じることが大切です。
家庭との両立はできるの？
夜勤は夜勤手当も付きガッツリ働けて、結婚や出産資金を貯めることが出来ます。
ですが子供が出来てしまうと、子育てに時間を注ぎたいですよね。
子育てに専念する場合は育児休暇を取ることをおすすめします。小さい子供は体調が不安定です。出勤しても子供の体調不良で早退しなきゃいけないことも多々あります。
両立も不可能ではないですが、家事などもおろそかになってしまいがちです。
もしどうしても働きたい場合は、より勤務時間に融通のきく職場に転職するのがおすすめです。
看護助手の夜勤にはやりがいがある
日勤とは異なり少ない人数で業務をおこなう夜勤。辛いこともありますが、業務を任される幅が日勤よりも多い場合があります。
作業は増えますが、自分の存在が病院そして患者さんを支えていることを実感できます。
また病院の夜が不安なのはスタッフだけではありません。患者さんもとても不安です。
患者さんは看護師、看護助手がいるだけで安心できます。
また患者さんに「いつもありがとう」と笑顔で言われると、頑張れるものです。
物事はすべて捉え方次第です。自分の辛さではなく、患者さんをどう幸せにできるかをという思考に変えると、夜勤も乗り越えられます。