看護師になるには看護師国家試験に合格しなければなりません。
看護師国家試験は簡単な試験ではありませんので、正しい勉強方法で受験勉強をすることが合格への近道となります。
今回は受験勉強の心構えや、おすすめの勉強方法を解説します。
目次
まずは看護学校卒業試験対策から
看護師国家試験に合格するためには、まず何と言っても看護学校の卒業試験の対策がそのまま国家試験の試験対策となります。
看護学校の授業勉強を怠らずしっかりとやることが看護師国家試験合格に大きくかかわってきますので手を抜叶いようにしましょう。
受験勉強の心構え
看護師国家試験に合格するためには勉強を習慣化させることが大切です。はじめは1日1時間でもいいので毎日勉強を続けましょう。
しかし今までなかった習慣を身につけることは簡単なことではありません。
なぜなら新しい習慣を1日の生活の中に加えるということは、1日の中で何かを削ることが必要だからです。
削る時間はテレビを見る時間かもしれませんし、スマホでゲームをしていた時間かもしれません。
いずれにしてもこの勉強を習慣化させるということが合格には必要な心構えなので憶えておきましょう。
勉強計画をしっかりと立てる
受験勉強を始めるうえで一番大切なことは計画的に勉強を進めることです。
看護師国家試験の出題範囲をしっかりと把握し、学習ぺースを考えましょう。
勉強計画を考えるうえで大切になってくるのは、自分なりに無理のない勉強スケジュールを立てることです。
看護学生は実習やバイトなどであまり時間がないというかたも多いと思います。
その中で無理なスケジュールを立ててしまうと途中で投げ出してしまうことになるので注意しましょう。
では試験対策の勉強計画を立てるうえで理想的なスケジュールはどのようなものなのでしょうか?以下で解説していきます。
理想的な試験勉強のスケジュールは?
最終学年の夏休みまでにやるべきこと
最終学年の夏休みまでには基礎硬めと必修問題対策を終わらせましょう。
「人体の構造と機能」をはじめとする基礎的な勉強は取り組むのが遅すぎるということはありません。はやめはやめに取り掛かり理解を深めていくことで、今後の試験対策がスムーズに進みます。
過去問題集の中から必修問題だけを取り出すなどして確実に必修問題で80%以上得点できるように勉強をしましょう。
必修問題はただ暗記するのではなく、なぜそうなるのかをしっかりと理解するようにしてください。
実習前に必修問題の範囲は終わらせておくように勉強計画を立てましょう。
実習後から冬休みまでにやるべきこと
実習後から冬休みまでにかけては過去問題演習と模試に集中しましょう。
一番忙しくなる実習が終わったらいよいよ看護師国家試験対策は追い込みの時期に突入します。
ここまでに必修範囲の基礎固めができていればこの時期から成績を一気に伸ばしていけるでしょう。
過去問や模試に積極的に取り組んでいき、本番を意識して学習を続けましょう。
出題率の高い問題に絞って復習を重ねると効果的です。
またこの時期は苦手分野を克服するラストチャンスと言えます。なぜなら年が明けてから苦手分野を克服しようとしても時間的にも精神的にも難しいものがあるのです。
だからこそこのタイミングで苦手意識のある分野をできるだけ減らすようにしましょう。
年明けから直前期にかけてやるべきこと
年明けから直前期にかけては無理せずに体調管理を徹底するようにしましょう。
うがい、手洗いを頻繁に行い、人が集まる場所に行くことはなるべく避けましょう。
深夜まで勉強することが習慣になっている夜型の人は早めに早寝早起きのスタイルに切り替える努力をしましょう。午前中からスタートする試験でしっかりと頭が働くように準備していくことも重要な試験対策の1つです。
また、年明けの後は新しい問題集に着手するのではなく、今まで使用してきた問題集や参考書を見直して知識を確実に定着させましょう。
今までがんばってきたことを信じて落ち着いてラストスパートをかけられると理想的です。
よくある不合格になるパターン
看護師国家試験に不合格になってしまう人の勉強方法にはどのような特徴があるのでしょうか。
よくある不合格になってしまう人の思考パターンを紹介します。
失敗パターンを知って、人の振り見て我が振り直しましょう!
楽観的思考タイプ
看護師国家試験の合格率は約90%と高いことから「それほど頑張らなくても合格できるだろう」と楽観的に考えている方がいます。
成績が良い訳ではないのに「なんとかなる」と楽観的に考えてると、時間があっという間にすぎていきます。
実習の後から勉強を頑張り始めても出題範囲はかなり広いので難しく、あえなく不合格になるというパターンも多いです。
楽観的に考えすぎないように早めから勉強計画をたてましょう。
効率が悪く周りが見えていないタイプ
いっけん真面目に勉強をしているように見られる優等生だけど、学習効率が悪く、あえなく不合格になってしまうパターンです。
例を挙げると、出題頻度の低い分野の問題を掘り下げすぎて、出題頻度の高い問題の対策ができていないようなケースです。
学校などで周りのひとの勉強方法を気にもせず自宅にこもって自己流で続けている人は要注意です。
周りの友人や、先生などに相談して自分の勉強方法を見直してみることが大切です。
冷静になって視野を広く持ちましょう。
おわりに
今回は看護師国家試験に合格するために、勉強方法や勉強スケジュールの立て方を解説しましたがいかがでしたでしょうか。
受験勉強をする上で勉強計画を立てるのは大切ですが、計画だけ立てても計画通りに勉強をすすめられなければ意味がありません。
直前になって焦ることのないように計画通りに勉強をするようにしましょう。