ガイドヘルパーの働き方は?資格の取得方法や仕事内容を解説!

ガイドヘルパーの働き方は?資格の取得方法や仕事内容を解説!

ガイドヘルパーの需要が年々高まってきているのはご存知ですか。

ガイドヘルパーって何?

という方もいると思うのですが、名前を聞いただけで、介護に関する仕事に従事する人というイメージはできたのではないでしょうか。

「ホームヘルパー」という言葉はなんとなくわかっても、「ガイドヘルパー」ってなかなか耳慣れない言葉ですよね。

ここでは、そんなガイドヘルパーの仕事内容や、ガイドヘルパーとして働くメリットをお伝えします。

ガイドヘルパーとは

ガイドヘルパーとは、移動介護従事者とも呼ばれる、障害をもった方の外出を介助する職種です。

主な仕事内容として、一人で外出するのが困難な人が外出するときに、付き添ってサポートをします。

障害を持った人が、生き生きと生活できるように支援するには欠かせない仕事です。

サポートをする人は、全身性障害を持っている方、視覚障害を持っている方、知的障害を持っている方など、その人の障害によってサポート内容が異なります。

  • 車いすで移動するときのサポートや、食事・排泄などの介助
  • 安全に移動するための視覚的情報のコミュニケーションや代読・代筆など
  • 外出中に必要となるコミュニケーションや、障害の特徴から起こる問題を回避するサポート

上記のような内容を障害に応じて対応していかなければなりません。

ガイドヘルパーの仕事は、日常生活に欠かせない「移動」を支援する非常に重要な役割を持った仕事であるといえます。

ガイドヘルパー資格の取得方法

ガイドヘルパーとして仕事をするための要件は、その市区町村によって違ってきます。

特に資格や経験が必要な場合は少ないのですが、障害者の外出を安全にサポートするには、一定の知識や技術を身につけておく必要があるため、研修を受講すしなければなりません。

ガイドヘルパーになるためには、まず各都道府県が行う研修を受講し(約16~20時間)、研修修了すると資格が与えられます。

講座と実技がセットとなっており、独学で取得することはできなくなっています。

また、特に試験は設けられておりません。

現在は、介護職員初任研修(ホームヘルパー2級)の資格があれば、ガイドヘルパーの資格がなくても知的・障害者の移動介助にあたることができますが、正しい理解がないまま介助を行うのは危険です。

また、サポートする方の障害の種類によっては、ガイドヘルパーの資格を取得している必要があります。

そんなガイドヘルパーの資格ですが、障害の区別により3種類に分かれています。

従事者名 サポート内容
移動支援従事者 全身に障害を持った方の外出のサポート。
行動援護従事者 知的・精神的な障害を持った方の外出のサポート。
同行援護従事者 視覚に障害を持った方の外出のサポート。

これらの資格を取得するには、それぞれの課程の研修を受ける必要があります。

ただし、これら資格要件は、各市町村によって違い、研修の受講が必ずしも必要とは限らないので、各地域の担当部署に問い合わせて確認をしておきましょう。

次に受講資格ですが、これも地域によって異なり、介護福祉士や訪問介護員の資格をすでに取得しておかなければならない場合が多いです。

研修は、各都道府県もしくは各都道府県の指定する機関で受けることになります。受講料は3万円前後であることが多いです。

取得後のメリット

ガイドヘルパーとして働く先として考えられるのは、介護福祉施設や、病院などです。

ガイドヘルパーの資格があることで、福祉関係の施設への就職が有利になることがあるでしょう。

高齢化が進む日本で、今後も必要な人材になってくることは間違いないと言えます。

ただし、就職に有利であることだけがメリットではありません。

あなたの家族や身近な人が、いつ外出困難になるかはわかりません。

障害者をサポートするには、その障害者の目線で考えなければなりません。

自分が普通におこなっていたことが、相手にとっては普通ではないので、視点を変えて物を見る必要性があるため、障害者に対する知識も付きますし、サポートする場合でなくても、どう接したらよいか考えられるようになります。

ガイドヘルパーの資格取得のために知識を得ておくことで、仕事として活用しなくても、今後の生活のためになることは確実です。

まとめ

ガイドヘルパーがどう仕事か理解していただけたでしょうか。

ガイドヘルパーになるためには、各地域が定める研修を受講する必要があり、修了すると、仕事として従事することができます。

障害者の外出を安全にサポートするという、簡単でも楽でもない仕事ではあると思いますが、今の現代では、必要不可欠な人材です。

少子高齢化の日本において、今後も需要はどんどんと伸びていくでしょう。

そのため、就職に有利に働くケースも見込めますね。

人の役に立ちたい!というあなたにはぴったりな仕事ではないでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする