認知症ケア専門士になるには?資格取得後のメリットも解説!

認知症ケア専門士とは?資格の取得方法や仕事内容を解説!

本記事では認知症介護士になるにはどのような資格を取得すればよいのかご紹介いたします。

また、取得方法、取得後のメリットも合わせてご紹介いたします。

認知症介護士とは

まず認知症介護士とはどのような職業であるのかについて説明していきます。

認知症のケアをする職業は、大きく分けて下記の3種類あります。

  • 新池沼ケア指導管理士
  • 認知症ライフパートナー
  • 認知症ケア専門士

認知症ケア指導管理士

認知症ケア指導管理士は一般財団法人、職業技能振興会が認定しているもので、認知症ケアの専門性向上を目的として作られたものです。

初級と上級の2種類あります。

受験する際に実務経験が必要ないため、介護職員以外の方でも取得する方が増えている資格です。

自宅での認知症高齢者の介護を取得する方もふえています。

認知症ケア指導管理士は、今後増加する認知症患者やその周りの家族や友人など多くの方々に安心と尊厳を提供する介護資格です。このページでは、認知症ケア指導管理士の取得方法や費用について解説していきます。

認知症ライフパートナー

認知症ライフパートナーは一般社団法人、日本認知症コミュニケーション協議会が、認知症の方をサポートするために作られた職業です。

認知症ライフパートナーは認知症の知識やケア技術を取得し、認知症の方へのケアを目的としてできた資格です。この記事では取得方法や、費用、受験資格等を解説します。

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は日本認知症ケア学会が認知症に対する知識と技術、倫理観をそなえた専門士を作るために生まれたものです。

現場に出て認知症の方のサポートをするのはこの認知症ケア専門士です。認知症ケア専門士は認知症の方だけでなく、周りの家族などに対してのサポートもおこないます。

また、認知症に対する知識がない人にも認知症ケアに関する知識を知ってもらうための懸け橋としても活躍しています。

認知症ケア専門士の試験を受験する職業は介護福祉士、介護支援専門員、ヘルパーが多いです。

認知症ケア専門士は2005年に第一回試験が行われた新しい試験ですが、高齢化が進んだ昨今では介護士などから注目を集める職業となっています。

このように認知症介護士といっても様々な職業があるため自分に合ったものを見つけていくことが大切になってきます。

認知症ケア専門士になるための資格の取得方法

ここでは認知症介護士の中でも認知症ケア専門士資格の取得方法についてご紹介いたします。

認知症ケア専門士の資格を受験するためには受験年の3月31日より10年以内に認知症ケアの関連団体で3年間以上の実務経験があることが必要です。

この3年間には、ボランティア活動での経験や実習は含まれませんので注意してください。

また、認知症の方の受け入れを行っていない病院、施設等も実務経験に含まれませんので注意が必要です。

認知症ケア専門士を取得するのに必要な費用

次に資格取得の受験にかかる費用ですが、願書代1000円、一次試験受験料3000×受験分野数、二次試験受験8000円となっています。

一次試験は筆記の論述試験で、二次試験は面接の試験になります。ですから面接対策をしておくことをおすすめします。

論述試験対策としてはテキストや問題と解いてみたり対策講座に参加してみたり、オンラインでの学習を行えばよいと思います。

認知症ケア専門士の合格率は例年4割から6割の間で推移しており比較的難易度の高い資格といえるためしっかりと準備をして試験に臨むことをおすすめします。

認知症ケア専門士は更新制の資格のため、5年ごとに一回、研修会等への参加が義務化されています。また更新料は10000円です。

認知症ケア専門士は取得するのが難しい資格ですが、資格取得をしたのちには活躍の場が広がる資格なのでぜひ取得していただきたいと思います。

認知症介護士資格 取得後のメリット

ここでは認知症介護士の資格取得後のメリットについて説明していきます。

認知症ケア指導管理士

認知症ケア指導管理士は初級を受験する場合、テキストが薄いため勉強しやすいです。

また、セミナーや講演会を開催している協議会への参加費が特別価格になります。

認知症ライフパートナー

認知症ライフパートナーの資格は受験料が安く、更新をしなくてよいです。

コミュニケーション生かしたこの資格は現場で即通用する技能をつけることができます。

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、覚えられる知識量が多いため、業界での評価も高く履歴書に書いても評価されます。

また更新が義務付けられているため、新しい知識を覚えられます。

業界での評価も高いので、介護保険施設、有料老人ホーム、居宅介護支援事業所などでの幅広い場所での活躍を期待できます。

認知症介護士資格別のデメリット

認知症介護士資格別のデメリットについても少し触れたいと思います。

認知症ケア指導管理士のデメリットは比較的簡単に取得できるため履歴書に書いた場合でも評価されにくく幅広い活躍が期待できないところです。

認知症ライフパートナーも同様に知名度が低いため履歴書に書いても評価されづらいです。

認知症ケア専門士のデメリットは覚えなければならないテキストが多く、試験合格が難しいところです。

また、一次試験から最終面接まで約5か月を要するためすぐに資格取得とはなりません。

また、5年に1度更新をしなくてはならないこともデメリットに当たると考えます。

資格にはそれぞれメリット、デメリットがあるためよく考えて資格取得を目指してほしいと思います。

認知症ケア専門士はこれから増々活躍できる介護資格!

現在日本では、人口の25%以上が65歳を超えています。

介護の現場でも認知症の人とかかわる機会が増えることが予想されます。

その超高齢化社会に突入した中、介護士の中でも認知症介護士の資格を持っていることはとてもアドバンテージになります。

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