調理師資格の取得方法を解説!

介護施設での調理師の働き方は?資格の取得方法や仕事内容を解説!

調理師と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

実は調理師とは1958年に制定された国家試験です。

実は皆さんが勘違いをしている点が1つあります。

それは、飲食店開店自体に免許は必要ないということです。

食品衛生責任者という1日の講習会を受ければ開業することが可能です。

では調理師免許は必要ないのでしょうか?これから詳しく説明していきたいと思います。

調理師免許の取得方法は2つある!?

調理師免許の取得方法は2つあります。

1つは学校に通うことです。

厚生労働大臣の指定する調理師育成施設に1年以上通って取得する方法です。

卒業すれば申請だけで資格を取得できるので、試験が免除されます。

もう一つの方法は都道府県が年一回行っている試験を受け、合格することです。

注意してほしい点が、試験を受ける、受けないに限らず受験する際に2年以上の実務経験が必要であるということです。

試験を受ける資格として調理経験2年以上の証明が必要になってきます。

実務経験といっても飲食店でアルバイトをしていれば、これが実務経験となります。

これには条件があり、週4日以上、1日6時間以上であることが求められます。

そのため、他の資格と比べても比較的取得しやすい資格になっています。

調理師の試験内容とは?

試験内容は以下の6科目60問となっています。

科目 問題数
公衆衛生学 9問
食品学 6問
栄養学 9問
食品衛生学 15問
調理理論 18問
食文化概論 3問

これは4肢択一のマークシートになっています。

合格ラインは全科目の合計得点が6割以上でないと合格することができません。

簡単にいうと36問ほど正解しないといけないということです。

選択式であるため、最低限の知識があれば比較的易しい問題ですがそれでも、全国で合格率は60%前後であり、年々難しくなっているため十分な対策が必要です。

どのように勉強したらいいのか?

ではどのように勉強したら良いのでしょうか。

まず勉強する上で教科書が必要です。

おすすめする教科書は人気の高い日本栄養士会が発行している「調理師読本」です。

参考書はコレ1つで大丈夫です。注意して欲しい点が最新版の教科書を購入することです。

おすすめする問題集は教科書と同様、日本栄養士会が発行している「調理師試験問題と解答」です。

この問題集も最新版を購入してください。

いちばん重要なのが問題集を何度も解くことです。

問題を沢山解くことで問題に慣れることができ、本番も焦らなくてすみます。

試験に受かるコツは4つあります。

  • 落ち着いて試験を受けること
  • は問題を最後までしっかりと読むこと
  • とにかく埋める
  • 最終チェック

これらのことを意識して試験に臨めば大丈夫です。

調理師免許は転職に有利?

あなたが目指す場所が飲食・サービス・給食業界である場合、調理師免許を持っているかいないかで大きな影響を及ぼします。

例えばホテルの厨房や給食業界の社員募集資格は調理師免許が必須です。

飲食業の独立には調理師の免許は必要ないのですが、何かしらの飲食店で現場の経験を積んで独立することがほとんどです。

またキャリアアップにも有利になります。

企業によっては調理師免許がないと昇格出来ない場合があるためです。

介護施設で調理師はどのようなことをしているの?

介護施設で調理師は入居者や利用者に提供される食事の調理業務をおこなっています。

主な仕事内容は調理、配膳、片付けです。

その他にもメニュー考案や食材の買い出し、発注をおこないます。

調理に関しては入居者にあった調理法が求められます。

場所によっては業務分担がされています。

調理は調理師が行い、盛り付けや配膳を調理員が行うことがあります。

栄養士や管理栄養士が在籍している介護施設でのメニュー考案は栄養士が行うため、調理師は調理業務に専念することができます。

介護施設で働くことのメリットは夜勤がなく、遅くても20時には業務終了することが多いからです。

休みはシフト制で週休2日が多いため、働きやすい仕事となっています。

調理師はこんな人に向いている!

まずは味覚が確かな人です。

美味しい料理を作るためには、食べ物の味や香りを見分けることが重要です。

次に研究熱心である人です。

調理下準備や調理法によって味が変わってきます。

そのため色々なことに挑戦する意欲がある人が向いていると思います。

最後に創造力がある人です。調理師はレシピを作ったり、バラツキのない均一な味にすることが求められます。

また、新しいメニューを考えるなど、急遽、材料変更によってレシピを変えたりなど臨機応変に対応しなくてはいけません。

そうした時に柔軟に対応できる創造力が必要になるためです。

おわりに

ご紹介してきたように調理師には必ずしも、学校での勉強が必要であるわけではありません。

正社員、アルバイト問わず、飲食店で経験を積んでから独学で勉強して取得する人も多いです。

私自身、飲食店でアルバイトしているため調理に関しては少なからず知識があります。

そのため自分の身近にあり、興味を持ちやすい資格であるためぜひ皆さんにも挑戦していただきたいです。

実務経験が2年以上ある人はすぐ受験可能であるため、試験勉強をスタートしてみませんか?

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