そもそも、介護事務とは、介護保険などといったものを通して、保険者が福祉サービスを利用した際にそのサービスにかかる費用を請求する業務を中心とした介護全般に関わる事務を担当するお仕事のことです。
これは介護事業の運営を行う上で必須の業務となっており、高齢化社会の突入している今現在、ますます需要も高まってくることと思います。
ただ、介護事務の資格は民間資格であり、業務を行う上で必ず必要というわけではありません。無資格でも業務ができます。
しかし、資格をとっておけば、スムーズに業務を進めることができるため、その道を目指している方には資格取得を強くオススメします。
そこで今回、「では、どのようにして勉強していけばいいのか。」と感じている方々のため、資格取得までの勉強法4つをご紹介したいと思います。
それではまず介護事務の試験の概要についてお伝えします。
目次
介護事務の試験って?
さきほども申し上げましたように、介護事務の資格は民間資格です。
資格に関する団体によって、取得できる資格の種類がいくつかあります。
ただ、どれをとっても取得できるスキルにあまり違いはないので、そこはあまり気にせずにいきましょう。
概要はこのくらいにしておきまして、次に本題の勉強方法へと移っていきましょう。
介護事務の勉強方法① 独学
でははじめに「独学で介護事務の資格をとる。」という勉強方法をお伝えします。
皆さんご存知の通り、独学とは自学自習することです。
正直に言えば、これには人によって向き不向きがあると思います。というのも、大きなメリット・デメリットがそれぞれあるので、自分にむいている勉強法なのかをしっかり見極めたうえで、取り組んでほしいです。
独学のメリット
お金がかからない
「資格をとる」となれば、やっぱりお金のことは気になりますよね。
後でも説明いたしますが、通常の通信制教育やスクールでは数万以上の費用がかかってしまうのに対し、独学で勉強すれば、教科書代くらいしかかからないので、数千円ほどで済んでしまいます。
それで資格がとれれば、これは大きな魅力ですよね。
自分のペースで進められる
今現在も仕事をしていながらも、介護事務の資格を取りたいという方もいらっしゃると思います。
そんな方が気になるのは「時間」。
仕事と勉強の両立ができないなら勉強のほうを諦めてしまいがちですよね。
でも独学なら、誰にも縛られず進められるので、忙しい合間をぬって少しずつ勉強することも可能です。
では次にデメリットについてお伝えします。
独学のデメリット
質問ができない
学生のときを思い出してみてください。
教科書を読んでいてわからなかった部分は、先生に聞いていませんでしたか?
独学ですと、それができないのが弱みです。
だれにも聞けず、調べるのに時間がかかる状況では、分からないところを放置してしまいかねません。
やる気を保ちづらい
独学は一人で勉強することです。
知り合いに一緒に資格取得を目指す人がいればいいですが、タイミングよくはいないもの。
叱咤激励できる人がつくりづらいのが弱みです。
介護事務の勉強方法② 通信教育
次に通信制教育を利用しての勉強方法をお伝えします。
こちらは主に、ご自宅に参考書が送られてきて、それを中心に勉強を進めていくといったかたちになります。
こちらもメリットとデメリットに分けてご説明していきます。
通信教育のメリット
添削してもらえる
介護事務の試験の中には実技があり、勉強の段階でそれを身につけなければなりません。
通信教育では、定期的にプロによる添削があり、分からないときはメールにて質問できるなど、サポートが充実している点がとても魅力的です。
通信教育のデメリット
やる気が保ちづらい
こちらは独学のときと同じです。
生身の教育ではない分、さぼろうと思えばすぐさぼれてしまえます。
私は小学生のころ、景品ほしさに通信教育を受けましたが、全然やらないで何度母親に怒られたことか・・・(泣)
こんなところには注意しなければいけませんね。
介護事務の勉強方法③ 学校へ通う
最後に、その道専門の学校に通っての勉強方法についてお伝えしていきます。
こちらの方法は、言うまでもなく、みなさんが最も想像しやすい方法であるかと思います。
こちらのほうもメリット・デメリットがあります。
学校へいくメリット
プロによる教育
学校の先生はプロです。
分からないことはすぐに聞きに行けますし、試験に出るような事柄の要点を絞って教えてくれます。
また、基本的に集団授業となっていますので、同じ志をもった友人をみつけられるかもしれません。
学校へいくデメリット
費用がかさむ
各学校で違いますが、おおよそ5~8万円ほどの費用が掛かることが予想されます。
その分それなりの対価がかえってきますので、納得はできますが、それでもお金の面は気になるところではあります。
時間にしばられる
さきほども申し上げたように、集団授業は始業・終業時間が決まっていることがほとんどなので、自分のペースで進めることができません。
また、課題なども定期的にだされ、次の授業までに終わらせなければなりません。
自分の生活スタイルを見直した上で、実際に通えるかどうか、考える必要があります。
介護事務の資格の取得方法は人それぞれ!
介護事務の資格取得のための勉強方法3つをご紹介しましたが、なんとなく想像できましたか?
独学・通信教育・学校へ通うそれぞれメリット、デメリットがありますので自分に最適な方法を選んでいただけたら幸いです。
冒頭でも言った通り、介護に関する業務は今後ますます大切になってきます。
みなさんの希望した道が、素晴らしくなるよう、こころから願っています。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!