介護事務資格の勉強方法と費用とは?

介護事務資格にかかる費用を解説!

福祉事業に携わる仕事はたくさんありますが、その中でも民間資格の取得で従事できるようになる介護事務という仕事を知っていますか?

今回は、下記の三点を紹介していきます。

  • 介護事務とはどんな仕事か
  • 介護事務の仕事に向いている人はどんな人か
  • 取得にかかる費用はどのくらいか

そもそも介護事務とは?

介護事務ってどんな仕事?

そもそも介護事務とはどんなことをする仕事なのでしょうか。

介護事務は介護に関するサービスを提供する施設や事業の仕事に携わるために、サービスを受けたいお客さんのための窓口となるだけではありません。

例えば、介護保険サービスの利用者は、老人ホームなどを利用しても、費用の10%~20%だけが自己負担となり、残りの80%~90%は国や都道府県など公的機関が負担してくれます。それを申請するために介護給付費明細書を作成する必要があります。

この申請をするために文書を作成したり、手続きを行ったりするのが介護事務の仕事なのです。

介護事務とは、介護施設・事務所で働く事務職です。 一般の事務職と同じ受付業務、雑務や介護報酬請求業務(レセプト作成)を行うのが特徴です。介護に関する手続きをや質問を受けることが多いので、ある程度の専門知識を付けなければなりません。他にも基本的にデスクワークが多いので体の負担が少なく、超高齢化が進む日本では徐々に需要が増えてきているので将来性があるのが特徴です。

介護事務は資格が必要

このような仕事に携わるために、介護事務の資格を取得する必要があります。

民間資格であり、職場によっては介護事務資格が必要ではない場合もありますが、介護保険を中心に専門的な知識を身に着けていることが重要な職業であるため、取得したほうが有利とされています。

また、介護事務資格は民間の団体が試験を主催しているため、自分に合ったものを選ぶことができます。

介護事務資格取得にかかる費用①

では、実際に介護事務資格を取得するためにはどれぐらいの費用がかかるのか紹介していきます。

独学で勉強した場合

通信講座や学校教育を利用せずに勉強するとどのくらいの費用で済むのでしょうか?

どのテキストもお手頃な価格です。

独学で資格取得を目指すならば、学習するために最初に利用する「参考書」、実際に出題された問題が載っている「過去問」は最低限そろえておく必要があります。

どちらも書店やネットショッピングで3000円ほどの手ごろな価格で購入できます。

独学ならば費用は1万円を超えることなく、資格取得も目指せますね。

介護事務資格取得にかかる費用②

繰り返しますが、介護事務は民間資格であるため介護事務に関する資格は複数あります。

そのため、通信講座も複数あり、自身で選択して受講することができます。勉強法の一つとして挙げられる通信講座ですが、必要な費用はどのぐらいなのでしょうか?

通信講座で勉強した場合

資格取得の学習サポートで有名なユーキャンの通信講座など、コンピュータ学習が付属されていないものは4万円ほどで利用することができ、講座によって分割払いも可能です。

これに対し、コンピュータ学習を含む通信講座を受講すると7万円近くかかるものが多いようです。映像での講義を受けられる反面、付属されていないものと比較すると、高額な費用となります。

自身に向く勉強法と予算に合わせて選ぶことが重要ですね。

介護事務の通信講座を紹介。6つの講座を挙げ、目指せる資格・費用・期間・特徴の4つの分類ごとに詳しく説明します。

介護事務資格取得にかかる費用③

通学講座で勉強した場合

次に、実際に教室で講義を受けることで介護事務の資格取得を目指す通学講座があります。

福祉に関する勉強ができる福祉カレッジが複数ありますが、受講料は5万円ほどのものから7万円近くかかるものまであります。

独学や通信講座と違い教室に通う必要があるため、自宅や職場からの交通費も費用の一部として考慮しなければいけません。

また、基本料金だけでなく、学習ソフトやキャンペーンによってプラスアルファの費用がかかることもあるので、資料請求の際に確認すると安心でしょう。

介護事務資格取得で共通してかかる費用

資格試験の受験費用

民間資格である介護事務の資格は、受験先によって受験料や取得できる資格名称が異なります。

介護事務実務士(R)、介護事務管理士(R)技能認定試験、介護保険事務能力認定試験などさまざまであり、このように取得できる資格もそれぞれです。

受験料はどの試験でも6000~7000円ほどと同額の値段です。

こういった費用も勉強時にかかる費用とともに事前に確認しておくのが良いでしょう。

介護事務はどんな人に向いているか

地道な作業をこなせる責任感のある人

サービスに関わる費用について計算や数的処理をおこなうため、几帳面で真面目に作業を行うことができるという要素が介護事務職に求められます。

いくら介護や福祉に関する知識について優秀でも、仕事の中心は計算や事務作業です。

各作業を精密に、かつ責任感をもって取り組める人に適性があるでしょう。

数字を扱うことが苦でなければ、なお向いています。

向いていない性格

事務作業や数的処理が中心の仕事であるため、逆に数字の扱いに困惑する性格や大雑把な性格の持ち主であると仕事に支障をきたすので、介護事務には向きません。

でも一番は、福祉の仕事に携わりたい人

しかし、介護事務の職に就くにあたって最も必要な資質は、困っている人を支えたい、相手の話を聞いてあげたいといったボランティア精神を持ち、福祉の場で働きたいと思っていることです。

事務作業や数的処理は努力次第でレベルを向上させることができても、福祉事業に携わっていたいという意志がなければ意味がありません。

その意志がないと務まらないのが介護事務の仕事といえるでしょう。

自分に合った費用や勉強法で取得を目指そう!

介護事務の資格の取得は、勉強法だけでなく、受験先によっても費用も大きく変わります。

その分、自身で選択できるため、自分に最適なものを探しましょう。

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