実務者研修を受ける方法の一つとして、一番安いのが特徴のハローワーク。
どうしたら、受講できるのか紹介します。
目次
ハローワークで実務者研修を受けるには
手続き
まず、ハローワークに出向き、求職の申し込みを行います。
そして、ハローワークにて職業相談を受け、訓練コースを選び、受講申込書などを受け取ります。申請や申込書の提出などを済ませると、面接試験が待ち受けています。
志望動機、今後の展望などはしっかり考えておかなければ合格はできません。
合格後
晴れて面接に合格すれば、教科書代を払い受講が始まります。
しかし無料ということもあり、倍率はとても高くなっています。
一定期間ないに確実に実務者研修を取得したい方には、あまり向いていません。
ハローワークのメリット・デメリット
ハローワークで実務者研修を受ける方法はわかったと思いますが、ここでハローワークで実務者研修を受講する詳しいメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
受講料が無料!
ハローワークで実務者研修を受講するかたは基本今仕事が無い方や給料が低い方が多いので、ここが何よりのメリットですよね!
ただ、メリットは正直この一点以外ありません。次からはデメリットになります。
倍率がとても高い
先ほども述べましたが、ハローワーク経由で実務者研修を受講しようとする方は多く、倍率がとても高くなっています。
詳しい倍率はわかりませんが、10倍とも言われている県もあります。東大の倍率より高いですね(笑)
というのは冗談で、とにかく倍率が高く詳しい選考基準はわかりませんが、この法律ができた経緯からいって意欲があるけどお金がない方が優先されそうです。
少しでも収入がある方は面接に落ちやすいのではないでしょうか。
受講できる学校の場所の選択肢が少ない
例えば、神奈川県を例に挙げるとハローワーク経由の実務者研修を行っているのは、
てらすケアカレッジ、トラスト・ライズ・アカデミー、ジョイカレッジ結、横浜福祉カレッジ
の4社です。
何だ、普通じゃないかと思うかもしれませんが受ける校舎も指定されているのです。
神奈川県の場合は都市部近辺に集まっているので田舎の方に住んでいる方は通学時間がとても長くなってしまいます。
受講のスケジュールが固定されている
ハローワークの講座は基本日中平日5日間に行われるので、日中はすべてはの講習に時間がとられてしまいます。
ほかに仕事を行っているかたなどにとってはとても厳しいですよね。
また、講習を休んでしまった場合の振替は基本で出来ず、テキスト代しか払わなくてよい代わりに大きなデメリットを負うことになります。
ちなみに講習の期間は6か月です。
受講を開始する期間を自由に選べない!
スクールの場合いつでも募集をしていますが、ハローワーク経由の場合募集の期間が決まっています。始めよう!と思ったときに始められないのは不便ですよね。
ハローワークを使わなくても安く実務者研修を受ける方法はあるの?
先ほどまでの文章を読んでハローワーク経由でやるのは面倒だなと思った方多いと思います。
だけど、お金はたくさんないからスクールに行くのはちょっとという方にオススメの方法があります。
介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度
介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度とは、社会福祉協議会が無利子で受講資金を貸し付けてくれる制度です。
各都道府県によって基準は違いますが、介護福祉士資格の取得を目指し、介護業務に従事しようとする人を対象に給付しています。
また、介護福祉士の資格取得後、引き続き2年間介護の業務に従事した場合は、免除申請手続きを行うことにより、貸付金の返還が免除されるという素晴らしい返還免除制度もあるので大変オススメです。
例えば、神奈川県の場合、介護福祉士の資格取得後、県内で引き続き2年間介護の業務に従事した場合は、免除申請手続きを行うことにより、貸付金(20万円)の返還が免除されます。
ただし、一定の期間内に国家試験に合格できなかった場合、介護業務以外の仕事に従事した場合、県外で就職した場合(転職した場合も含む)、退職してすぐに介護等の仕事に就職しなかった場合は、免除になりません。その時点で貸付金を返還することになってしまいます。
介護福祉士になるという条件付きですが勉強のモチベーションにもなりますし、何より金銭的な負担が少ないのが大きいですよね。
実務者研修を終えて、実際に介護福祉士を目指す方には別に介護福祉士・社会福祉士修学資金貸付制度というものもあり、補助はとても手厚くなっています。
もちろん、これにも返還免除制度があり上手くいけば全くお金を払わなくても介護福祉士になることができますね!
まとめ
最初は、ハローワークで実務者研修をしようと思う方が多かったと思いますがこの記事を読んで、スクールをに行ってもよいかなと思ってくれたら幸いです。
先ほどは貸付金を使う方法を書きましたが、他にお金を変えさなくてよい給付金を使う方法や既に持っている資格を生かして受講料を安くする方法もあります。
詳しくは別のページ詳しく紹介しているのでそちらを確認してください。