最近、高齢化が進む中注目されてきている介護職。
そのステップアップとして、必要なのが介護職員実務者研修ですよね。
今回はその注目の実務者研修を最短で取得する方法を紹介したいと思います。
目次
実務者研修を取得するまでの流れ
実務者研修を取得する流れとしてはまず自宅学習から始まります。
スクールに申し込みを終えると、教材が届くのでそれで勉強しながら課題を提出し知識を付けていきます。
数ヶ月勉強したあと、通学学習が始まります。
通常であれば、これら2つを合わせて450時間受講しなければいけませんが、保有資格によっては大幅に減らすことが出来ます。
実務者研修の最短取得方法
実務者研修の受講時間というのは、国によって定められていて通常減らすことができません。
ただ、免除規定というものがありこれを使えば最短で実務者研修を取得できます!
免除が適用される資格というのは、
- ホームヘルパー2級
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
- 介護職員初任者研修
の4つとなっています。具体的にどのくらい減らせるのかというと
保有資格によって大幅に違いますよね。
無資格者と介護職員基礎研修取得者では、なんと400時間も違います。
項目 | 時間数 | 初任者研修 | ホームヘルパー2級 | ホームヘルパー1級 | 介護職員基礎研修 | 無資格 |
人間の尊厳と自立 | 5 | |||||
社会の理解Ⅰ | 5 | ○ | ||||
社会の理解Ⅱ | 30 | ○ | ○ | ○ | ||
介護の基本Ⅰ | 10 | ○ | ||||
介護の基本Ⅱ | 20 | ○ | ○ | |||
コミュニケーション技術 | 20 | ○ | ○ | ○ | ||
生活支援技術Ⅰ | 20 | ○ | ||||
生活支援技術Ⅱ | 30 | ○ | ||||
発達と老化の理解Ⅰ | 10 | ○ | ○ | ○ | ||
発達と老化の理解Ⅱ | 20 | ○ | ○ | ○ | ||
認知症の理解Ⅰ | 10 | ○ | ○ | |||
認知症の理解Ⅱ | 20 | ○ | ○ | ○ | ||
障害の理解Ⅰ | 10 | ○ | ○ | |||
障害の理解Ⅱ | 20 | ○ | ○ | ○ | ||
こころとからだのしくみⅠ | 20 | ○ | ||||
こころとからだのしくみⅡ | 60 | ○ | ○ | ○ | ||
介護過程Ⅰ | 20 | ○ | ||||
介護過程Ⅱ | 25 | ○ | ○ | ○ | ||
介護過程Ⅲ | 45 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
医療的ケア | 50 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
合計 | 450 | 320 | 320 | 95 | 50 | 450 |
免除時間数 | – | 130 | 130 | 345 | 400 | 0 |
さて、この4つのうちのどれかの資格を保有していれば受講時間を減らせるのはわかったとは思いますが、無資格者の場合はどうやって受講時間を減らせるのでしょうか?
無資格者でも実務者研修を最短で取得するには
先ほど書いたように、実務者研修の受講時間というのは国によって決められていて基本的に変えることはできません。
ですので、無資格者は実務者研修を取得するまで6ヶ月かかります。
これは、変えることはできません。
ただ、受講時間は変えられます。
上の表を見ていただければわかると思いますが、
総学習時間は450時間ですよね?
総学習時間ースクーリング=約390時間(自宅学習時間)です。
この自宅学習の時間を変えることが出来ます。
実務者研修の自宅学習時間を最短に!
自宅学習時間の390時間というのは、あくまで目安です!
自分が速く勉強を進めることが出来れば時間を大幅に減らすことが出来ます。
ちなみに自宅学習でどのように科目を取得するのかご存知ですか?
おそらく、テキストで勉強するという漠然なイメージはあると思います。
それはそうなのですが、科目取得認定は提出する課題で提出することによって、科目を取得したとみなされます。
ですので、規定された時間ずっと勉強しなくても自分次第で勉強時間を大幅に減らせます!
例えば、すべての科目を規定の半分の時間で勉強し課題に合格したら自宅学習時間は約200時間で済むのです。
これだと取られる時間が少なくて、負担が大幅に減ってとてもよいですね。
課題の提出方法としては、Webを使ってオンラインで提出する方法と、課題提出用紙に記入し郵送する方法があります。
オンラインの方が採点が速く、どこでも提出することができるのでオススメです。
実務者研修の資格をとったら
実務者研修をとった後に目指してほしいのはサービス責任者です。
なぜなら給料が大幅に上がります!
サービス提供責任者とは、介護サービス提供においてコーディネーター業務を行う人のことを言います。
全体の取りまとめる役割になるので身体労働は減りますが、責任は増えます。
また、法律によって「利用人数40人に対して1人以上サービス提供責任者の配置義務」と決められているのでとても重要な役割です。
給料は働く上で重要なモチベーションとなります。
資格をとったら積極的に目指しましょう!
実務者研修は時間をかけずにとれる!
実務者研修を取得するには、無資格者の場合最低でも6ヶ月はかかります。
しかし、自分の工夫次第では実務者研修の受講時間を大幅に減らして自分の生活に負担をかけず取得出来ます。
ただ、課題に早く合格するためにテキストを見ながらやったりしてしまうのはよくありません。
スクールによっては、実務者研修修了試験がありますのでどうせそこで勉強しなおすことになります。
介護職というのは高齢化が進む日本では大切な役割を果たします。
当事者意識を持って真剣に勉強しましょう。
もし、スクール選びや費用などが気になる方はこちらのページをご覧ください!!