精神保健福祉士になるためにかかる費用を解説!

精神保健福祉士になるために必要な費用について詳しく解説!

精神保健福祉士とは、社会福祉士や介護福祉士と並ぶ福祉系の三大資格です。

この資格は合格までに1日2~3時間、半年から1年ほどの勉強が目安となっています。

そこで通信講座や通学講座を活用する方が多いと思いますが、自分にあったものを選ぶことが重要です。

自分にあわない講座を選ぶと、独学とあまり変わらないといった事態になりかねません。

ここでは、講座の内容や費用の比較をおこなっていきます。

通信講座の違い

精神保健福祉士の通信講座には大きく分けて下記の2種類のものがあります。

  • 受験資格を得るコース
  • 資格取得を目指すコース

受験資格を得ることができるコース

こちらは主に高卒の方が受講するコースです。

精神保健福祉士には、受験資格がいくつか存在しています。

このコースは受験資格を満たしていない人が受験できるようになるためのものです

資格取得を目指すコース

こちらは受験資格を持っている人が国家試験の対策として受講するコースです。

カリキュラムが1年以内で終了するものが多く、試験の対策としてポイントを絞ったものを勉強します。

こちらは通学しながら対策授業を受けることができるものもあり、過去問のポイントや試験の傾向、注意する箇所などの指導を直接受けられます。

勉強法別の費用

精神保健福祉士の資格取得に向けての勉強法は大きく分けて3つあります。

  • 通信大学へ通う
  • 通信講座を受講
  • 福祉系の夜間大学へ通う

通信制大学、通信制講座を受講する

これは大学が実施している講座や通信講座に申し込んで受講するものです。

高卒の人は4年、大学や短大で2年分の単位をとっている方は2年履修します。

学費は年間約20万円で、教育ローンを利用できる場合もあります。

こちらは送付されるテキストやレポート課題で学習を進めていきます。

大学によって、インターネットで画像や動画、音声を用いたオンデマンド授業を実施しているところもあります。

スクーリングも実施しているので、自宅から近い大学を選んだほうがよいです。

働きながら精神保健福祉士の資格を取得したい方のオススメです。

福祉系大学の夜間に通学する

こちらは夜間や土日開講のスクールがあります。

また、通学の場合ともに学ぶ人達がいるのでモチベーションのキープにつながります。

さらに通学の場合、わからないところがあったときすぐに質問することができます。

費用は年間約40万円で、別途入学金や参考書代などがかかります。

そのため費用の面では通信講座よりも高くなってきます。

通信講座にかかる費用の具体例

ここでは精神保健福祉士の講座の具体的な費用をみていきます。

佛教大学(4年制、通信教育課程)に通う際の費用

入学金 30,000円
1年次学費及び学友会費 148,000円
2~4年次学費及び学友会費 147,500円
スクーリング費 234,000円
テキスト代 約40,000円

聖徳大学(4年制、通信教育課程)の場合に通う際の費用

入学金 30,000円
1年次学費 190,100円
2~4年次学費 139,000円

東京福祉大学の場合に通う際の費用

入学金 30,000円
授業料(1年) 149,000円
スクーリング登録料 1,300円×登録回数
スクーリング履修費 8,000円×履修科目数

このように、通信講座の場合、入学金が約3万円、学費が年間で平均15万円ほどとなっています。

さらにスクーリングに登録して通学する場合には別途で費用がかかってきます。

通信制講座の選び方

精神保健福祉士の通信講座は他の通信制講座に比べ、費用が高めとなっています。

その理由としては、カリキュラム期間が長く、学ばなければいけない範囲が広いということがあげられます。

特に受験資格を持たない方は、4年間大学と同等のものを履修する必要があるため、それ相応の学費となってしまいます。

費用を少しでも抑えたいと考える方は多いと思いますが、安いものがよいとは限りません。

ただ安いだけの講座は、講義が不十分である、教材の充実度が低いといった可能性があります。

そこで、講座を選ぶ上でのポイントをいくつか挙げます。

しっかり続けられそうな講座か

講座は一度申し込むと年単位での履修となっていき、学費も1年分を支払うことになります。

途中で学費の変換はされないため、自分が本当に最後までやることができるかをみておきましょう。

問い合わせることができるか

精神保健福祉士は範囲が広く大変です。

そのため、自分で理解できないところを電話やメール、チャットで質問することができるかはとても重要です。

受験資格は得られるか

通信制講座や通信制大学には受験資格を得られるものと得られないものとあります。

そのため講座のカリキュラムを確認し、自分が必要なものを得られる講座を選ばなければいけません。

まとめ

ここまで、精神保健福祉士の資格を取得するための方法、費用を解説してきました。

学費や講座をしっかり比較して自分にあったものを選べば、働きながら資格を取得することだって可能です

自分で勉強してやっていける人は通信講座、直接講師に指導をうけ、質問をしたい方は通学を選択するといったように、自分に合うものを選んで、精神保健福祉士を目指してください。

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