調剤薬局事務の試験は難しい?資格ごとに解説!

調剤薬局事務の資格の難易度は?資格ごとの難易度を比較!

調剤薬局事務はレセプト作成を中心に幅広く事務作業をおこなう仕事です。

専門的な知識や技能を必要としながらも比較的容易に資格の取得ができ、その手軽さが人気となっています!

また、働き方も柔軟となっており、自分の都合で働くことができるのも魅力となっています。

さらに、近所でも就職がしやすくニーズが安定して高いのも見逃せません!今回はそんな注目の調剤薬局事務関連の資格について迫っていきたいと思います!

調剤薬局事務の試験ってどんな感じ?

実は簡単に取得できる?

調剤薬局事務関係の資格には、下記の種類があります。

  • 調剤事務管理士
  • 調剤報酬請求事務技能認定
  • 調剤事務実務士
  • 医療保険調剤報酬実務士
  • 調剤報酬請求事務専門士

他にもいくつかあり、似たような名前の資格がいくつか存在しています。

一見、名前が堅苦しいせいか資格試験が難しそうだと感じてしまうかもしれませんが、いずれも公的な資格試験ではなく民間の資格試験ということもあり、実は比較的簡単に取得ができてしまうのです!

ちなみに、調剤薬局事務関連の資格がないと仕事ができないというわけでもありません。

しかも、薬局で働いている人たちからしてもこれらの調剤薬局事務の資格の明確な違いは分からないということもあり、もはやそれらの資格自体を知らないという人も多いのです。

とはいえ、最もメジャーな資格の調剤事務管理士の試験は難しい?

合格率と試験形態

調剤事務管理士というのは、保険調剤薬局での受付・会計、レセプトの作成業務といったような事務全般を担当する職員ということを証明する資格です。

試験は年に6回(奇数付きの第4土曜日)おこなわれており、その合格率は2018年5月で57.6%、2018年で64.4%、2018年1月で55.8%と決して高いとはいえない合格率ですね。

形態としては「在宅受験」と「会場受験」の2種類があり、自分に合ったほう方法で受験ができます。

なお、会場は技能認定振興協会によって指定された会場、受験申請のあった専門学校などの学校があてはまります。

また、制限時間は2時間となっており、10問の学科(マークシート)&調剤報酬明細書の点検1問・作成2問による実技となっています。

試験範囲はもちろん決まっており、調剤報酬明細書作成のために必要な知識・法規(調剤報酬の請求など)・調剤報酬請求事務(薬剤用語についての知識など)となっており、いずれも資料等を参考にしたうえでの答案作成が容認されています。

そして、気になる合格基準についてですが、学科は70%以上、実技では点検・各作成問題において半分以上の得点を獲得し、かつ3問での合計で70%以上が合格基準となります。

受験の費用

受験のための費用は税込みで6500円となっています。

申し込みはコンビニでの端末操作、インターネット、申請書でおこなうことが可能です。

試験の難易度は低め!調剤事務実務士

どれくらい簡単?

調剤薬局事務関連の資格は冒頭でいくつか述べましたが、調剤事務実務士に関しては特に簡単です。

平均の合格率は61%ほどであり、受験者の過半数は基本的に合格します。

受験方式と受験費用は?

試験は在宅受験と会場受験の2種類があり、在宅試験は毎月1回の試験があり、その月の下旬でおこなわれます。

会場受験の場合は、試験日程が年2回となっており(7月上旬・12月上旬頃)、対象の通学受講生が指定された試験日に指定された公共施設や学校、スクールにて受験が可能です。

案内は実施する認定の期間から案内があるため、詳細はその認定の機関のページ等を参照して確認をしてください。

また、受験費用は7700円であり、資格試験にしては若干高めとなっています。

問題はどのようなものが出題されるの?

具体的には、学科が20問と、明細書作成問題が3問となっています。

学科では薬学の知識・医療保険制度・点数算定・接遇マナーといった4分野から出題されることになっています。

明細書作成問題においては、処方せんから調剤報酬明細書作成をする問題が出題されます。

一般・後期・小児・在宅・特定疾患の分野からいずれか3問を選択するようになっています。

難易度は高め!調剤報酬請求事務専門士

どれくらい難しい?

先ほどの調剤事務実務士よりは難しくなっています。

1級が20%ほど、2級は40%ほど、通信2級は30~40%ほど、通信3級は50~60%ほどとなっています。

上のレベルになればなるほど合格率は下がり、最終的には5人に1人しか合格しないというレベルまで存在します。

受験方式と受験費用は?

一般的には会場受験と通信受験の2種類が存在します。

受験費用は級ごとに異なっており、会場受験のうち1級は6264円、2級と3級は5184円となっています。

通信受験の場合は2級が9504円、3級が8424円となっています。

問題はどのようなものが出題されるの?

内容は級ごとで異なりますが、基本的に学科と実技の試験があります。

実技では処方箋に関する問題が出題されます。

難しい資格を取得しても仕事内容に大きな違いはない!

実は、調剤薬局事務系の資格で難易度がそれぞれ異なっていても、業務に関してはさほど違いはないというのが現状です。

基本的には事務の仕事がメインとなっています。

ですので、自分に合った難易度・仕事内容をよく吟味してうえで受験に臨みましょう。

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