医療事務の勉強方法 どの資格を取ればいいの?

医療事務の勉強方法 どの資格を取ればいいの?

求人が安定、再就職もしやすい、女性に人気の医療事務。そんな医療事務として働く上で何を勉強すればよいでしょうか?オススメの資格や勉強法を紹介します。

医療事務の資格とは

医療事務の資格はどのようなものなのでしょうか?

一般的に「医療事務」と呼ばれていますが、医療事務という資格があるわけではありません。医療現場の事務に関する資格ということで、その種類は10種類以上もあります!その中から厳選した4つの資格を紹介します。

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

医療事務技能審査試験は、医療機関での受付業務、レセプト業務のスキルに関する試験です。試験は1ヶ月に1度実施されています。

試験科目はは実技I・実技II・学科の3つです。実技Iでは患者接遇に関して2問(記述式)/50分、「実技II」ではレセプト業務に関して4問/70分、学科では医療事務の知識に関して25問(択一)/60分が出題されます。

医療事務管理士

医療事務管理士技能認定試験は会場試験の場合2ヵ月ごと、インターネット試験の場合は24時間いつでも受けることが出来ます。合格率は約50%です。

試験科目は学科と実務の2つです。

会場試験の場合、学科は、法規・保険請求業務・医学一般に関して10問(マークシート形式)/1時間、実技試験はレセプトの作成・点検に関して3問(点検1問、外来1問、入院1問)/3時間です。

インターネット試験の場合、学科実技合わせて3時間で行われます(選択式)

医療事務認定実務者

医療事務認定実務者試験は毎月実施されます。認定講座の通信講座の受講生の方は自宅で受験も可能です。在宅受験の日程は通信講座のスケジュール表に記載されています。合格率は大体60~80%と、難易度が低い試験です。初めて医療事務に従事する方向けの資格といえるでしょう。
試験科目は、学科と実技の2つです。学科は接遇とマナー、医療機関における各種制度、医療事務業務、レセプト業務に関して30問(マークシート)、実技は外来症例に関して1問(マークシート)。試験時間は合計90分です。

診療報酬請求事務能力認定試験

診療報酬請求事務能力認定試験は、年に2回実施されます。合格率は約30%で医療事務資格では最難関試験と言われています。

試験科目は、学科と実技試験の2つです。学科は医療保険制度・公費負担医療制度の概要、診療報酬・薬価基準・材料価格基準の基礎知識、医療用語及び医学・薬学の基礎知識、介護保険制度の概要など幅広く問われます(5者択一/マークシート方式)。実技は診療報酬請求事務の実技(診療録から手書きでレセプトを作成)です。試験時間は3時間です。

どの資格を取ればよいのか?

これだけたくさんあるとどれを取得すればよいかわからないですよね。

ただ、取ったほうが良い資格は決まっています。

それは、診療報酬請求事務能力認定です。

なぜなら、最難関のテストのため医療機関からの評判がとてもよいからです。

この資格を取れば、採用面接のときに大分有利に働きます。

診療報酬請求事務能力認定試験の勉強方法

さて、医療事務の最難関の試験はどのように勉強したら良いでしょうか?

最難関と聞くだけで嫌になってしまいそうですか、ちゃんとポイントを押さえて勉強すれば合格することは可能です!

なぜ、診療報酬請求事務能力認定試験は合格することが難しいのか?

まず、はじめになぜこの試験が難しいのか解説しましょう。

この試験では、診療点数表を持ち込むことができます。3時間の試験で、学科は関連法規の問題、実技ではレセプト作成を解ききらなければなりません。 診療報酬点数表のインデックスを自分が使いやすいように作り、どこに何が書かれているかが頭に入れて、素早く点数表を使いこなければなりません。そうでないと、時間切れになってしまいます。

ですのでこの試験は時間との戦いです。もし、試験時間が倍あれば、合格率は6~8割はいくのではないでしょうか。

どう勉強したらよいか

1.学習計画を立てる

資格の勉強方法で、一番やるべきなのは学習計画を立てること。スクールや通信教育であれば、自分で立てる必要がないですが、独学でやる場合は必ず必要になります。試験実施の日まで何日あるのか計算していつまでに何を勉強するのかしっかり計画を立てましょう。そうしたほうが、目標も無くダラダラ勉強するよりも効率は確実に良くなります。

2.診療点数表に慣れる!

先程も述べましたが、この試験は時間との戦いになってきます。ですので、試験で一番時間が書かかるレセプト作成の時間を出来るだけ短くしないと合格が遠くなるでしょう。どうしたら、診療点数表に慣れることが出来るのかというと

  • マーカーを引く
  • インデックスをつける

人によってやり方は違いますが上記が一般的なやり方でしょう。他に必要になってくるのは経験です。ひたすら、問題をといてインプット・アウトプットを繰り返すことで頭に叩き込んで最終的には、点数表と友達なる気持ちで。

医療事務の資格は就職だけじゃなくて実務でも有利!

医療事務の仕事は、実際資格は必要ありません。実際、一定数の病院は資格がなくても応募可能です。しかし、実際働いてみると差がはっきりと現れます。特にレセプト業務は慣れるまで大変なので、初心者は作業時間がとても遅いです。そこで、既に資格を勉強して取得していれば周りと差がつき良い役職につける可能性もあります。この機会に、しっかり勉強して医療事務の資格をとりましょう!

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