介護職員初任者研修から介護福祉士の目指し方を解説!

介護職員初任者研修から介護福祉士の目指し方を解説!

介護職に就きたいという方は一番初めに介護職員初任者研修を取得する方が多いと思います。

そして初任者研修を取得した後に目指す介護系資格として介護福祉士というものがあります。

では、介護福祉士になるにはどうしたらよいのでしょうか。

そもそも介護福祉士とは何か、2つの資格の違い、介護職員初任者研修から介護福祉士へのなり方をここで解説していきます。

そもそも介護職員初任者研修のステップアップである介護福祉士ってどんなもの?

まず、介護福祉士へのなり方の前にそもそも介護福祉士とはどんな資格なのかについて解説していきます。

介護福祉士はどんな資格?

介護福祉士は、介護系資格の中でただ一つしかない国家資格です。

介護職員初任者研修には受験資格がありませんでしたが、この資格には受験資格があります。

それは、実務経験が3年以上であること+実務者研修を修了していることの2つです。

実務経験は介護等の業務に従事していた期間が3年以上かつ従事日数が540日以上であることです。

実務者研修の主な特徴は、たんの吸引や経管栄養の知識が得られ、一定の条件下でそれらの業務をおこなえるようになります。

この2つの両方を満たしている方のみが介護福祉士の受験資格を得られます。

介護福祉士と聞くと、養護施設に勤めている介護職員、ホームヘルパーをお思いの方がほとんどでしょう。しかし、介護福祉士は現場での活動以外にも、チームマネジメントや利用者のメンタルケアまで多岐にわたって活躍しています。仕事内容やメリットなどご紹介していきます。

介護福祉士になると何ができるようになるのか

介護福祉士になると身体上又は精神上の障害があり日常生活に支障がでる方に心身の状況に応じた介護をおこなうことの他に、利用者やその家族に対して介護に関する指導をおこなうことも業務となります。

つまり、介護をおこなうだけではなく自立支援のための介護技術を指導や助言することが介護福祉士の仕事です

そのため他の介護職よりもより質の高い知識や技術を有している必要があります。

さらに、福祉サービス関係者と連携をとり、利用者のまわりの環境作りをすることも介護福祉士の仕事となっています。

介護職員初任者研修と介護福祉士の違い

ここまで介護福祉士について解説してきましたが、ここでは介護職員初任者研修の違いについて解説していきます。

介護職員初任者研修と介護福祉士は、資格の種類が違う

介護職員初任者研修は「認定資格」に分類さるものですが、介護福祉士は「国家資格」です。

業務自体に大きな差があるというわけではないですが、国家資格をもっているというのは大きなメリットになります。

介護職員初任者研修と介護福祉士では給与や待遇が変わる!

業務にはこの2つで大きな差はないですが、知識や技術といった点では介護福祉士の方が高いです。

そのため、給料や役職にも違いが生じます。

介護福祉士になると、サービス提供責任者やチームリーダーといった役職を任せられるようになり、介護士をまとめる位置につくことがでてきます。

また、資格手当の金額も介護職員初任者研修と介護福祉士では大きく変わってくるため、介護福祉士として働くほうが給料が高くなります。

介護福祉士は介護職員初任者研修よりも難易度が高い

介護職員初任者研修は明確な合格率は公開されていません。

しかし、介護系資格の中で1番難易度が低いものであることや再試験を受けることもできるため難しくないといえるでしょう。

一方で、介護福祉士の合格率は60%~70%ほどになっています。

60%台と聞くと合格率が高めに感じるかもしれませんが、他の研修を受け、実務経験を積んだ人でも子の合格率であることを考えると、決して難易度は低くはないです。

介護職員初任者研修から介護福祉士になるには?

ここからは介護職員初任者研修から介護福祉士になるまでのプロセスについて解説していきます。

介護福祉士になるために、まずは実務者研修を修了する

介護福祉士の国家試験を受けるためにはまず受験資格を満たさなければなりません。

そのためにはまず実務者研修を修了します。

実務者研修は介護職員初任者研修よりも深いところまで学びますが、介護職員初任者研修を修了している場合、実務者研修のカリキュラム450時間のうち、130時間分の科目が免除されます

そのため介護職員初任者研修を持っている方は持っていない方に比べ短期間で研修が終わります。

介護福祉士の受験資格を得るために、3年間の実務経験を積む

次に、もう一つの受験資格である3年以上の実務経験が必要になります。

厳密には従業期間3年以上かつ従事日数が540日以上であることが必要条件となっていますが、これは施設の業務によって受験資格に示すものと該当しないものがあることや、休暇や出張など介護業務に従事しなかった日数を含めないという意味です。

つまりただ単に実務経験年数だけでは受験資格を満たせません。

介護福祉士の筆記試験に合格する

受験資格を満たした後は、筆記試験に合格し、介護福祉士の登録を済ませれば介護福祉士となることが出来ます。

介護職員初任者研修を取得したら、将来介護福祉士になることも視野にいれる

介護職員初任者研修は介護系の資格の中でも初歩のものです。

介護福祉士になれば、介護職としての自信がつき、役職や手当がつくなどメリットが多く存在します。

介護職員初任者研修を修了した方は介護福祉士になる道も考えてみてはいかがでしょうか。

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