認知症ケア指導管理士とは?取得方法や費用など徹底解説!

認知症ケア指導管理士とは?取得方法や費用など徹底解説!

高齢化が進む日本では、介護必要な高齢者の数が年々増えています。

それに伴い、認知症患者の数も増加しています。

これから介護業界で働こうと考えている方も、現在介護職で働いている方も認知症関連の資格を取得しておくことで、仕事の幅が広がるはずです!

認知症ケア指導管理士についての解説と取得方法、かかる費用などを紹介していきます。

認知症ケア指導管理士とは?

認知症ケア指導管理士ってどんな資格?

認知症ケア指導管理士がどんな資格なのでしょうか。

これから紹介していきます。

まず「認知症ケア指導管理士」は今後ますます増えていくとされている認知症患者への適切な対応やケアをおこなうことを目的としています。

また看護する人への指導や管理を行える人材の育成などといった、介護・医療現場で認知症患者に携わる人の専門性向上を目的として創設されたそうです。

今後ますます加速していく少子高齢社会で、増加する認知症患者やその周りの家族や友人など多くの方々に安心と尊厳を提供することで社会に貢献できる人材の育成を目指す介護資格です。

認知症ケア指導管理士の資格を有する多くの方は、自宅で認知症高齢者の介護をするために取得しています。

また、この資格自体が認知症に対する専門性と介護のスキルアップを目的とした認定資格となっています。

認知症ケア指導管理士の取得方法

認知症ケア指導管理士の受験資格について

認知症ケア指導管理士の資格の構成を見ていきましょう。

認知症ケア指導管理士には、「認知症ケア指導管理士(初級)」と「上級認知症ケア指導管理士」の2種類あります。

「認知症ケア指導管理士(初級)」は誰でも受験でき、特別な受験資格は必要ありません。

「上級認知症ケア指導管理士」は受験資格が必要です。以下に記載するうちのいずれかの条件を満たす必要があります。(平成30年実施の試験の場合)

  • 認知症ケア指導管理士(初級)を習得してから1年間が経過した者「第1回試験~第11回試験の合格者」
  • 第12回試験の合格者で、国家資格または国家資格に準ずる資格(*参照)を所持するもの
  • 国家資格または国家資格に準ずる資格を所持する者で、認知症ケア指導管理士(初級)資格を併願受験する者(初級資格未取得)

最後に記載サれている、国家資格または国家資格に準ずる資格は以下です。

  • 医師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • 保健師
  • 助産師
  • 看護師
  • 准看護師
  • 理学療法士
  • 作業治療法士
  • 社会福祉士
  • 介護支援専門員
  • 介護福祉士
  • 視能訓練士
  • 義肢装具士
  • 歯科衛生士
  • 言語資格士
  • あん摩マッサージ師
  • 針師
  • 灸師
  • 柔道整復士
  • 栄養管理士(栄養士を含む)
  • 精神保健福祉士

資格の構成は以上となります。

認知症ケア指導管理士の試験内容について

それでは、実際に受験するまでの流れを見ていきましょう。

認知症ケア指導管理士(初級)の試験について

「認知症ケア指導管理士(初級)」は60問、5択の問題が出題されます。

合格基準は満点の7割を基準として、問題の難易度に合わせて補正して決められた合格点以上を取得したかどうかで決められます。

一回の試験での受験者数は1,412名でそのうち合格した人は897名です。

合格率は63%程度なので、やや難しい試験といえるでしょう

受験者平均年齢は、やや高く48.2歳となっています。

上級認知症ケア指導管理士の試験内容について

上級認知症ケア指導管理士は1次試験と2次試験があり、2次試験は1次試験に合格した者のみが受験することができます。

1次試験は60問、5択の問題で90分間おこなわれます。

1次試験では合格最低点を合否通知と同時に通知されるので、試験ごとに異なるようです。

二次試験は論述問題を中心に90分間おこなわれます。

試験内容は、認知症ケアを含めたケア全般に関する状況設定問題やケアに関する思考を問われる論述問題を中心に出題されます。

課題に対する対応力と判断力を基準に合否が決められます。

認知症ケア指導管理士の取得に費用はどれくらいかかる?

受験費用

それでは受験にかかる費用を見ていきましょう。

認知症ケア指導管理士(初級)についての費用を見ていきましょう。

一般が7,500円、学生(大学生、専門学校生、高校生が対象)が4,000円になっております。

試験に合格したら、認定登録料で別途2,000円を払わなければなりません。

続いて、上級認知症ケア指導管理士にかかる費用を見ていきましょう

1次試験と2次試験でそれぞれ別に受験料がかかります。

1次試験は一般、学生関係なく一律で12,000円、2次試験も同様に一律で6,000円の費用が必要です。

上級認知症ケア指導管理士も認知症ケア指導管理士(初級)と同様に2次試験に合格した場合認定登録料で別途2,000円を払わなければなりません。

教材・参考書籍

認知症ケア指導管理士(初級)と上級認知症ケア指導管理士それぞれに参考書籍と教材があります。

そのため、資格スクールに入学しなくても取得できる資格にになっています。

「認知症ケア指導管理士(初級)」は「認知症ケア指導管理士(初級)認定試験公式テキスト」を2,000円で購入することができます。

また、公式テキストの解説DVDが販売されており、26,667円で購入することができます。

「上級認知症ケア指導管理士」では参考書類である「総合ケアシリーズ シリーズⅠ」が2,800円で、「総合ケアシリーズ シリーズⅡ」が3,600円でそれぞれ購入することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

取得方法ともろもろにかかる費用を紹介しました。

認知症ケア指導管理士について少しでも理解していただけたなら幸いです。

取りたい資格の取得を目指しましょう。

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