社会福祉士になるための費用とは?詳しく解説します!

社会福祉士になるための費用とは?詳しく解説します!

社会福祉士は国家資格です。介護業界で生活相談役、ソーシャルワーカーの職に就くためにはこの社会福祉士の資格が役に立ちます。

専門的な知識が身に付くので、介護・福祉関係で困っている方々の相談やアドバイスをおこなえるようになり事が可能です。

ここでは社会福祉士になる方法やメリット、取得までにかかる費用について解説します。

社会福祉士ってどんな資格?

社会福祉士は生活相談役、ソーシャルワーカーになるために必要な資格です。

介護職の中でも人気の高い職種である「生活相談員」になるために必要な資格なので、取得すれば仕事の幅を広げられます。

しかし、国家資格なので取得までにはそれなりに勉強が必要です。

社会福祉士を取得するには

社会福祉士の試験は誰でも受験することができるわけではなく、受験資格が必要です。

社会福祉士の受験資格は下記の通りになります。

  • 大学を卒業した人
  • 2年生短期大学で指定科目を修め、なおかつ指定施設で2年以上、または1年以上相談の業務に従事した人
  • 社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業した人
  • 社会福祉士短期養成施設(6カ月以上)を卒業した人

学校等に通わなければ受験資格は得られないため、受験資格は介護資格の中では厳しいです。

合格率も30%ほどと高くないのでしっかり勉強する必要があります。

年に一回ある社会福祉士国家試験に合格することによって社会福祉士の資格を得ることができます。

社会福祉士を取得するメリットとは?

社会福祉士の資格を持っているというだけでも、介護業界では重宝される存在になることでしょう。

介護の実務経験、相談役としての実務経験を積んでいかなければ宝の持ち腐れになりますが、資格を持っているというだけでも将来性があります。

特に今後の日本では少子高齢化で介護関係の職種は需要が高まっていくと予想されますので、社会福祉士はいっそう必要とされていくでしょう。

社会福祉士になるまでの費用を解説!

国家試験の受験資格を得るまでの費用

社会福祉士の国家試験を受けるためには受験資格が設けられており、そのために福祉系の4年制の大学や短大、一般の4年制大学や短大のいずれかに進学し卒業する必要があります。

はやくから社会福祉士を目指す方は、4年制大学に進学して指定科目を履修することが確実といえます。

そのための学費は大学によって異なりますが、卒業までに400万前後はかかると思っておきましょう。

短大の場合は2年間で200万前後が相場になっており、その後すぐに現場で実務経験を積むことが可能であるならば、4年制大学に通うより費用を安く抑えることができます。

また社会福祉士を養成する大学は複数あり、通信制の学校・一度の大きな金額負担を抑えるため、履修する科目分の授業料を納める単位制の学費制度を設けている所などさまざまあります。

さらに学校によっては奨学金や特待生の学費免除制度なども用意されている学校もあるので各自で確認してみてください。

国家試験対策の講座を受講する費用

社会福祉士対策講座といったものが民間スクールで開講されています。

この講座は社会福祉士国家試験の対策のためのものです。大学に通う場合のように受験資格が得られるわけではないので注意しましょう。

この講座を受講するかどうかは個人の自由ですが受験対策のため、講座を受講する人は多いです。

受講費用は5~10万円程度のものが多いです。カリキュラムによって変化するようですので、受講する場合はしっかりと自分にあったものを選択しましょう。

国家試験の受験手数料と登録料

社会福祉士国家試験を受験するためには受験手数料の費用がかかります。

受験手数料は15440円となっています。

このほかにも国家試験合格後には社会福祉士としての新規登録をする場合、登録免許税(収入印紙)が15000円、登録手数料として4050円が必要です。

社会福祉士国家試験の難易度

社会福祉士の出題範囲は広いですが学校で日々専門的な勉強をしっかりとしていれば、国家試験の3ヶ月ほど前から勉強を始めても合格することは可能です。

しかし試験の内容が最近では難しくなってきており合格率は下がっています。

一般には国家試験に向け合計で300時間ほど勉強時間の確保が必要と言われているので参考にしてください。

試験内容

  • 人体の構造、機能および疾病
  • 心理学理論、心理的支援
  • 社会理論、社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利の擁護と成年後見制度
  • 社会調査の基礎
  • 相談援助基盤と専門職
  • 相談援助理論と方法
  • 福祉サービス組織、経営
  • 高齢者に対しての支援と介護
  • 障碍者に対する支援と介護保険制度
  • 児童や家庭に対する支援と児童家庭福祉制度
  • 勤労支援サービス
  • 更生保護制度

社会福祉士にチャレンジしよう!

今回は社会福祉士になるための方法や、費用について解説しましたがいかがでしたか。

社会福祉士は取得するのが介護資格の中では難しい部類なので誰でも取得できる資格ではありません。

だからこそ保有していれば就職、転職で有利ですし、今後のキャリアアップにもつながります。

社会福祉士は今後の日本の介護業界で重宝されること間違いなしなのでぜひこの機会にチャレンジしてみましょう!

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