登録販売者は、医療業界において、医薬品や健康に関しての情報を人々に提供する国家資格が必要な仕事です。
そのため、医療業界の中で、一般の人々と直接コミュニケーションを取る機会が多い仕事でもあります。
そんな一見華やかに見える登録販売者には、年齢は関係ないのでしょうか?
国家試験を受験するときの年齢制限があったり、実際に就職する際に年齢が関係合ったりするのでしょうか?
今回は、登録販売者について、「年齢」に注目して見ていきましょう!
目次
登録販売者とはこんな仕事です。
まず、登録販売者についておさらいしていきましょう。
登録販売者という資格は、医薬品を取り扱う仕事に就く際に必要な資格です。
登録販売者になれば、ドラッグストアやコンビニエンスストアの医薬品コーナーでかぜ薬やビタミン剤などの一般医薬品を人々に販売したり、扱っていくことができるようになったりします。
また、人々に薬の作用などについて相談されたり、健康に関する悩み相談にのりながら、それぞれに合った医薬品を提供していくことも登録販売者の大事な仕事の一つです。
一般用医薬品のうち、薬剤師にしか扱えない第一類医薬品という医薬品もありますが、登録販売者はかぜ薬やビタミン剤などの人々が生活でよく利用する第二類医薬品と第三類医薬品を扱ったり、販売したりすることができます。
登録販売者が扱うことのできる第二類医薬品と第三類医薬品が一般用医薬品の9割を占めているため、医薬品の多くを扱える存在として登録販売者は注目されています。
国家試験の受験資格に年齢制限はあるの?
受験資格に年齢制限はない!
登録販売者の資格は国家資格です。
つまりは、国家試験に合格することが求められる資格です。
国家試験を受けるのですから、受験資格に「〇〇歳以上」といった年齢制限があると思うのが一般的です。
しかし、そんなことはありません!
なんと、2014年度の法改正以降、登録販売者資格の国家試験受験者の年齢制限は廃止されたのです。
年齢だけでなく、実務経験の有無に関係なく、誰でも受験することができるように改善されました。
登録販売者という資格は、試験を受ける際に年齢は関係ないようですね!
勉強も個人で始められるから年齢関係なし!
「いくら資格試験が何歳からでも受験できると言ったって、医療専門機関や大学・専門学校を卒業しなくてはならないのでは?」
もしかしたら、以上のような疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、ご安心ください!
登録販売者は、医師や薬剤師と同じように国家試験合格を必須としています。
しかし、医師や薬剤師と違い、医療専門機関や大学を卒業することなく、試験を受験することができるのです!
勉強も個人で進めることができるため、今から入学する時間や予算がない年配の社会人の方や経済的に苦しい方でも目指せるのが登録販売者という仕事なのです。
登録販売者として就職する際に年齢は考慮されるの?
年齢制限は特になし!
もちろん、ドラッグストアやコンビニエンスストアの医薬品コーナーでも働くことができるのは、労働基準法に則った15歳以上です。
しかし、基本的に年齢は関係なく、むしろ実務経験の年数について聞かれることのほうが多いようです。
登録販売者という国家資格を有していれば、就職する際に年齢は関係ないと言えます。
勤務先によっては、若者が優遇されるかも
ただ、勤務先によっては、長く勤務でき、かつ品出しやレジ作業などのパワーやスピードが求められる作業も登録販売者の仕事となることがあります。
また、優秀な登録販売者には、医薬品の陳列や経営業務にも携われる能力が必要なため、営業や経営についての知識も求められることもありえます。
そのため、若者や中年世代を中心に求人情報を掲載している勤務先もあるため、あらかじめ確認しておくことが重要でしょう!
登録販売者は何歳からでも目指せる!
このように登録販売者は基本的に誰でも、何歳からでも目指すことができる有資格の資格なのです!
現代の日本は超高齢社会です。
医薬品は健康に関する知識を知っておくことは、年齢は関係なく、誰に対しても重要なことです。
それと同じように登録販売者を目指すことは、あなたが若くても、高齢の方でもまったくおかしいことではありません。
これを機会に、気になった方は、ぜひ登録販売者の資格取得を狙ってみましょう!