近年、注目され始めている登録販売者という有資格の仕事。
登録販売者になれば、どんなやりがいを感じることが出来るのでしょうか？
実際の登録販売者として働いている方の体験を交えながら紹介していきます。
目次
登録販売者はこんな仕事
人々がよく利用する薬を扱うのが仕事
登録販売者の資格を取れば、ドラッグストアやコンビニエンスストアでかぜ薬やビタミン剤などの一般医薬品をお客さんや患者さんに販売したり、扱っていくことができたりするようになります。
お客さんとコミュニケーションを取りながら、お客さんに必要な薬を選ぶ手伝いをすることが主な仕事です。
医薬品を扱うこと仕事が中心であることから、薬剤師と混同してしまいがちな登録販売者。
しかし、薬剤師は医薬品の調合がメインの仕事です。
そのため、薬剤師はすべての患者さんやお客さんと接することはできません。
しかし、登録販売者は違います！
一般用医薬品が販売されている薬局やドラッグストア、コンビニエンスストアでは必要な存在なのです。
一般用医薬品のうち、第一類医薬品という薬剤師にしか扱えない薬もありますが、人々が生活でよく利用するビタミン剤や風邪薬などの第二類医薬品と第三類医薬品ならば、登録販売者が扱える範囲内です。
そういった登録販売者が扱える医薬品は、一般用医薬品の9割を占めています。
つまり、登録販売者になることは、多くの人々に医薬品を提供する仕事が出来るのです！
登録販売者がやりがいを感じる時とは？
登録販売者の多くが以下のようなやりがいを感じるようです。
「登録販売者のやりがいを感じる時あるある」いってみましょう！
お客さんから感謝された時！
ドラッグストアやコンビニエンスストアの医薬品コーナーを訪れるお客さんは、自身に必要な薬を自身で判断して医薬品を購入していきます。
しかし、医薬品は万能ではないため、効果が出なかったり、副作用が生じたりすることもあります。
「自身の体質に合っている薬はどれなのか？」
「他の薬との飲み合わせは可能なのか？」
医薬品に対する知識がそう多くはないお客さんたちのそんな悩みを解決するのが、登録販売者です。
登録販売者はお客さんの話をよく聞いて、お客さんがより効果的な作用をもたらしてくれる医薬品を選ぶ手助けをするのが仕事です。
医薬品の専門家として提供した医薬品のおかげで、お客さんが元気になってくれたら、登録販売者の一員として大きなやりがいを感じることが出来るのです。
お客さんからの感謝と、正しい医薬品を提供できたという達成感からやりがいを感じ、登録販売者としての自信を深めていけるのですね！
店舗管理者や経営者に昇格できた時！
ドラッグストアなどの小売店では、店舗によっては、登録販売者自体がメインのスタッフであることもあります。
医薬品の取扱だけではなく、レジや品出しなどの仕事も、一般社員やアルバイト・パートと同じように登録販売者が兼任する場合があるのです。
そのため、当初はドラッグストアに登録販売者の一人として勤めていても、キャリアを積めば、店舗管理者になることや経営陣に加わることもできるのです！
店舗管理者などの経営・管理職に昇進できれば、安定した収入と権限がある立場として、より大きな仕事に携わることができます。
また、登録販売者として勤務している店舗から、キャリアを積むことで、新しいドラッグストアの店長を目指すことや、即戦力の人材として、より大きな職場に転職することもできます。
医薬品は人々の生活には欠かせません。
だからこそ、医薬品を扱える登録販売者は求人率の高く、ドラッグストアなどの職場はたくさん存在するため、より待遇の良い職場を探していくことも可能です。
キャリアップの方向性が豊富な登録販売者には、キャリアアップすることでやりがいを感じられるのですね！
自分のアイデアのおかげで医薬品の売上が上がった時！
キャリアアップで店舗管理者になるのもやりがいを感じられますが、そこまでいかなくてもやりがいを感じられることもあります。
ある程度実務経験を積めば、医薬品の売り場のセッティングや仕入れも店舗によっては、登録販売者が担当できるようになります。
ようするに自身の判断や裁量によって店舗づくりを任せられるということです！
自分のアイデアで陳列を変えたり、医薬品の仕入れをすることで、勤務している店舗の売り上げが上がった時は、単に医薬品に携わるだけでは得られない小売業の楽しさややりがいを感じることができるのです！
実際にやりがいを感じたときの体験談を紹介
ここでは、実際の体験談をもとに、登録販売者の方々が感じたやりがいを紹介していきます。
登録販売者ならではの医薬品や専門知識の提供ができた！
登録販売者歴７年の40代男性の方の体験談です。
「医者は、医療業界での立場上、製薬会社の薬を処方する場合が多いようです。
でも、登録販売者は既成品の薬以外に、サプリをすすめることや食生活そのものの改善など、医薬品だけにこだわらない提案ができます。
医者にはできない登録販売者ならではの提案によって、元気になった患者さんやお客さんに感謝された時はとても嬉しいです！」
まさに、登録販売者ならではのやりがいですね！
医薬品の知識が自身の生活に利用できた！
以前登録販売者だった30代女性の方の体験談です。
「自身医薬品を服用することがあるので、登録販売者の知識を活かして、より効果的な医薬品を購入できることが大きなメリットです。
医薬品について勉強していてよかったなと思う瞬間でもあり、登録販売者としてのやりがいを感じるときでもあります。」
自身の仕事で培った経験や知識が日常生活にも活かせるのは素敵ですね！
色々なやりがいを感じることができる登録販売者
登録販売者の仕事は、医薬品の提供やキャリアアップに対する達成感や喜びといったものから登録販売者にしか得ることのできないメリットまで、さまざまなやりがいを感じることができます！
ぜひ、あなたも登録販売者になって、毎日充実した仕事をしていきましょう！