調剤薬局事務とは調剤薬局で薬剤師や登録販売者の事務仕事をサポートする職業になります。
薬剤師や登録販売者は国家資格を取得しないと務まりませんが、調剤薬局事務には特別な資格は一切必要ありません。
しかし、調剤薬局事務の仕事にも医療や薬事法の知識が求められることが多々あり、現場未経験での就業は困難を極めること間違いなしです。
そこで活きてくるのが業界が独自に認定している「民間資格」です。
これを取得しておくことで、資格勉強の際に必要な知識を身に付けることができます。
目次
調剤薬局事務って何？
ここでは調剤薬局事務という仕事について詳しく説明します。
既に知っているという方は読み飛ばしていただいて結構です。
冒頭でも記したように、調剤薬局事務には薬剤師や登録販売者のような国家資格は必要ありません。
ただ、後で詳しく説明しますが、調剤薬局事務の仕事でもある程度は専門的な知識を必要とします。
その為、まったく知識がない現場未経験の方では勤めるのは厳しいと思います。
ただ、資格試験はそんなに難しいものではありません。
医療事務系の資格の中でも比較的難易度が低く、取得しやすいものであると言えます。
また資格取得の中で知識を得られれば、全国に数多ある調剤薬局で働くことができるので、職場の幅が広がり、旦那様の急な転勤でも職場を探しやすいこと間違いなしです！
調剤薬局事務の仕事紹介！
1:窓口業務
窓口業務はその薬局の顔となる重要な業務です。
お客様から処方箋や保険証を受け取り、薬剤師に調合をお願いし、完成した薬をお客様に渡すのが仕事です。
2:会計業務
お薬を渡すだけが仕事ではありません。
処方箋の内容を理解し、薬剤料や薬剤師の技術料から保険で賄える額を差しひいた分を計算します。
3: レセプト業務
薬剤師が調合し、完成した薬の調剤報酬明細書（レセプト）を作成する業務があります。
調剤報酬明細書（レセプト）は不備があると後日戻されるので、間違いは許されません。
調剤薬局事務のここが良い！
1、調剤薬局事務のニーズが高まってきている！
診断・治療は「医療機関」で、処方箋をもとに薬を調合・提供するのが「調剤薬局」という医薬分業のシステムが定着してきている昨今、調剤薬局の人手が足りないのが現状です。
現在、調剤薬局は慢性的な人材不足に陥っており、従業員にかなり大きな負荷がかかっています。
現場未経験の方も資格さえ取ってしまえば引く手あまたな事間違いなしです。
また、当たり前ですが調剤薬局は全国各地の至る所に存在するので職場探しに困ることもありません。
更に付け加えるならば、調剤薬局の利用者の中で大きな割合を占めるのがお年寄りです。
今の世の中は少子高齢化社会、高齢化の波はこれからさらに大きくなると言われています。
こういった現状の中で調剤薬局事務のニーズは益々高まりを見せそうです。
2、安定した環境
上でも述べましたが、調剤薬局のニーズは減ることがないばかりか、これから益々増えていきます。
医療業界は基本的に安定した職種といえますが、医師や看護師となると激務であり、最近重視されつつあるワークライフバランスの充実は中々難しいものになります。
しかし、同じ医療業界でも事務職となると話は別です。
激務になるようなケースは医師や看護師に比べると少なく済むし、薬局が倒産するというのもあまり考えられませんよね。
安定した仕事と、これからのニーズの高さが調剤薬局事務をおすすめする理由になります！
現場未経験だから資格を取りたい・・・ でも難易度はどうなの？
調剤薬局事務の資格試験・・・ 名前だけみるとすごく大変そうですよね。
でもご安心ください。最初の方でもお伝えしましたが、調剤薬局事務の資格試験は他の医療事務資格に比べてだいぶ易しいのです！
国家資格ではなくあくまで民間の資格なので難易度が低いのですね。
これは調剤薬局事務の資格取得の大きなメリットの一つでもあります。
現場経験がある方は独学での資格取得も望めますが、現場未経験の方はスクールに通ったほうが良いかもしれません。
通学が最短3日で済むスクールも存在しますので、資格取得にかかる費用や時間も少しで済みます。
こんな人には調剤薬局事務がおすすめ！
１:家事と仕事を両立させたい人
調剤薬局事務の資格勉強は時間をあまり必要としないので、家事の合間に勉強を進めることが出来ます。
また、資格取得後、職場を探す際に苦労せずに済みます。
なぜなら、きっとあなたの近所にも数多くの調剤薬局が存在しているからです。
2:既に医療事務資格を持っている人
医療事務と調剤薬局事務の資格をもっておけば、職場の幅は大きく広がり、良い仕事を得るチャンスになるでしょう！
3:医療や保険、薬に関する知識を増やしたい人
なにも調剤薬局に勤めたい人だけの資格ではありません。
日常生活を送るうえでこれらの知識を身に付けておいて損は無いですよね。
4:何よりも手軽に役立つ資格を取得したい人
取得難易度が低く、それほど費用も掛からないのにかなり役立つ調剤薬局事務の資格は非常にコスパの面で優れていると思います。
学習の範囲も限られており、現場未経験の人でも学びやすいと思うので、気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか！