せっかく薬剤師になったのに…
大学時代にたくさん勉強し、ようやく薬剤師になったからには、経験を積んで立派な薬剤師になろうと思うのは誰もが心のなかで思うことでしょう。
ですが、在学中は薬剤師になることが目標であったため、働く場所についてはいまいち調査不足のまま入社してしまい、モチベーションを失うような職場が初めての就職先になってしまう人が多いです。
その結果、1年目での薬剤押し転職は増加しています。
1年目で転職する際の注意点や条件などを確認して、次の行動に移していきましょう!
目次
薬剤師1年目で転職は不利なのか?
薬剤師1年目での転職はその先のことを考えると、かなり不利な状況になります。
これは薬剤師以外の職業でも同じです。
いまの時代、「第二新卒」という言葉もるので、そこまで不利になることはないんじゃないか?と考えている人もいるかもしれませんが、それはイメージ的な側面でマイナスです。
例えば、あなたが採用者で同じ能力だとして5年間同じ企業に勤めた人と、1年で転職している人だったら、どちらを選びますか?おそらく前者の人だと思います。
確かに、念願の薬剤師になった1年目で転職する人は、それ相応の理由があったと思うのですが、採用側からしたら、1年未満で退職した薬剤師という認識であり、よっぽどの理由ではない限り、考慮はしてくれません。
色々な状況に適応できると言いかえればそうなのですが、せっかく教えたのにすぐやめられてしまったら困るのは企業側なので、1年未満の転職者を雇うというのは、野党側も躊躇してしまうケースが多いです。
なるべく1年は続けましょう
1年目の転職は不利と先程書きましたが、1年目と2年目では大きな差が生まれます。
2年目で転職した場合、1年は我慢して働いたんだなという印象が残りますし、それまでにもしかしたら自分の転職したい動機の原因も解消されるかもしれません。
中には、1年は我慢して働いた結果、気付いたら問題が解消され、5年も働いていたという人も居ます。
不利にならないケース
勤め先の業績悪化
自分の務めていた先が業績悪化のため、これ以上働けなくなり転職するというのは、自分の責任はないため、比較的1年未満の転職の理由であっても、そこまで気にされません。
自分の病気
勤めていた前から、勤め始めてから重い病気のせいで会社で働くことができなくなり退職した
が、現在は完全に回復し、働くことができるので転職先を探しているという理由です。
職業柄、病気という理由は理解が得られやすいです。
しかし、完全な回復が前提となっていますので、万全にしてから転職することが大切です。
配偶者の移動
配偶者の転勤などの移動も、やむを得ない事情として処理されます。
しかし、何度もこの理由のために転職していると、信頼性も薄くなり、転職先も決まりにくくなりますので、なるべく転勤グセがつかないように配偶者とも相談しましょう。
1年目で薬剤師転職はできるのか?
薬剤師転職はできます。しかし条件があります
実際、1週間でも1年未満でも転職することは可能です。先程もいったように、短い期間働いて転職する行為はあまりいい印象はもたれません。
ですが、薬剤師転職自体は可能ですので、大事なのは、次の職場で長く働くために、ミスマッチを避ける必要があります。
薬剤師として次の職場で長く働くためには?
薬剤師転職する理由を明確にする
年収が低い
収入が低く、これ以上薬剤師を続けるのが難しいという人もいます。
仕事はやりがいだけで続けられるものではなく、在学中の奨学金の返済に追われていたり、一人暮らしをしている人たちは生活が苦しく、貯金も溜まっていきません。
大きな病院だと月24万ほどなので、病院での転職が合っているかもしれません。
周りの職場環境
周りの人達との関係がぎくしゃくしてしまい、これ以上働くのは厳しいという人は、次の職場を考えたほうがいいかもしれません。
新卒での入社は、その職場環境を全く知らないまま入社するので、その職場の環境はほぼ運ということになります。
よって、実際に薬剤師として働き、実際に働いた後に悩み転職を考える人がでてきます。
同じ環境にならないために、職場見学や、職場で働く人達と話をしたりすることで、自分との相性などが分かりやすくなると思うので、活用しましょう。
仕事がハード
思っていたより仕事量が多く、内容もハードで疲労困憊になってしまい、仕事へのモチベーションがなくなってしまったという人もいます。
なるべく穏やかな量をこなし、患者様との会話などを大事にしたいという人は、地元の薬局などが向いているかもしれません。
薬剤師転職サイトを活用する
転職先のミスマッチを減らすためには、転職サイトの有効活用が不可欠です。
ここで2つオススメするサイトをお伝えします。
リクナビ薬剤師転職
リクナビ薬剤師転職は、希望条件に沿ってカウンセラーと一緒に適切な転職先を探すことができます。
カウンセラーの方も、親切で、経験豊富な方が多いと定評があります。
また、非公開求人の紹介もあるので、高収入を条件に探している人には特におすすめできます。
薬キャリ
薬キャリは、薬剤師登録者が一番多い人気サイトとなっております。
求人数がたくさんあり、育児向けのサイトも揃っているので、条件に合った職場が見つかりやすいです。
カウンセラーの方も一緒に相談に乗ってくれるので、安心して決めることができます。
また、カウンセラーの方とは電話での相談となっているので、直接あって話すのは気が進まないという人にもオススメです。
1年目の薬剤師にオススメの転職先
最後に、1年目で転職を進めている薬剤師にオススメの転職先を紹介して終わりにさせていただきます。
病院
1年目の薬剤師にオススメしたいのは病院です。
オススメできる点は3つあります。
福利厚生の充実
病院は規模が大きい分、企業として福利厚生が充実しています。
働く安心感にも繋がるので、福利厚生は充実した環境を選びましょう。
上昇志向が芽生える
病院はカルテを直接見るので、自分の仕事に対する目的や意味が実感できるので、自分のモチベーションに繋がります。
また、評価体型がしっかりしているので、成長意識が芽生え、仕事に対する陳腐化が起こりにくくなります。
研修制度の充実
大きな病院だと、研修期間が設けられているので、しっかり基礎から学習することができます。
1年目の薬剤師転職だと、知識においても周りよりも劣等感を感じてしまいがちなので、研修期間に学ぶことによって、その不安を解消することができます。