「育児と両立したいけど派遣薬剤師ってよくわからない」
「突然働けなくなるって聞いたんですけど、、」
派遣薬剤師はプライベートや育児と両立するには魅力的な働き方ですが、派遣薬剤師についてまだ掴みきれていない部分が多い人がいます。
まず派遣薬剤師は人によって向き不向きが大きくあり、「1つの職場で長い間勤務したい」「キャリアアップを目剤している」人などにはおすすめできません。
逆に以下の特徴の人には派遣薬剤師は向いています。
- 育児と両立させたい
- プライベート重視
- 時短で稼ぎたい
これ以降の記事では派遣薬剤師の時給の高さに関する記事や、誤解されているデメリットなどについて解説していきます。
また、派遣先を決めるときには「求人数の多さ」「高時給求人の量」がどれだけあるかが大事なポイントになってきます。
オススメの派遣会社を２つほど紹介しておきます。
| オススメの派遣会社 | 派遣求人数 | 高時給求人数 | 対応スピード |
| 薬キャリ | ７０００件以上 | ２３００件 | ◎ |
| ファルマスタッフ | 約５０００件 | ３５０件 | ○ |
目次
派遣薬剤師の給料って高いの？
よく、派遣薬剤師の給料って高いって聞くけど、実際はどうなの？という質問をよく聞きますが、結論からお伝えすると高いです。
平均の都市部の派遣薬剤師の時給は２３００円とかなり高額です。
地方の派遣薬剤師の時給はもっと高く設定されています。
地方は都市部よりも薬剤師の数が少ないことが原因です。
これによって、時給を都市部よりも上げることによって、求人を募っています。
派遣薬剤師の派遣会社を決めるときには高時給のキーワードも重要です。
派遣薬剤師の一番の魅力は高時給
派遣薬剤師の一番の魅力はやはりその高時給に尽きると思います。
派遣薬剤師のメリットは高時給以外にもいくつかありますが、どれも根底には高時給だからこそ叶うメリットばかりです。
ですが、派遣薬剤師は高時給といっても、具体的にどれくらいもらえるのか想像がつきにくいと思います。
そこで、派遣薬剤師として働いた場合、どれくらいもらえるのか具体的な数字で示していこうと思います。
そもそも薬剤師の平均年収は？
薬剤師の全体の平均年収は約５３３万円となっています。
薬剤師の数は年々減少していき、国全体としても薬剤師の人材は足りていない地方だと、さらに薬剤師の数は少なく、アクセスも難しいところが多いため、数が足りていない薬局や病院が多いため、都市部よりもより多くの年収が見込まれます。
薬剤師は都市部よりも地方の方が稼げる？
みなさんは薬剤師は東京よりも地方の方が稼ぎやすいのをご存知でしたか？
なぜなら、地方は薬剤師の人材不足に悩んでいるため、高額な給与を提示することで人材を求人しているからです。
これは派遣薬剤師も同様で、時給は地方の方が高めに設定されています。
アクセスのことを考えると、都市部よりも行きにくいところはあるのですが、短期間でガッツリ稼ぎたい！という人は、地方での勤務も考えてみてはいかかでしょうか？
こちらは大変稀なケースですが、深刻な人材不足により鹿児島県の地方薬局では時給９０００円の求人があったこともあります。
→年収が高い理由について詳しく知りたい人はこちら
派遣薬剤師として働いた場合の給与
派遣薬剤師として、1つの勤務先で働いた場合の給与について計算してみます。
時給を２３００円、１日の勤務時間を５時間とします。
２３００（時給）×５（勤務時間）× ２０（出勤日数） = ２３００００円
となります。
１日の勤務時間は正社員と比べるとかなり少ないですが、時給がすごく高いので、効率的に稼ぐことができますね。
高時給だからこそもたらす派遣薬剤師のリスク
ここまで派遣薬剤師の時給の良さについて説明してきましたが、発生するリスクも３つあります。
１つずつ解説していきます。
- 休めない
- 突然契約が切られる
- スキルアップはできない
だいたいリスクは3つに分けられます。
派遣薬剤師は休めない
派遣薬剤師は、正社員の薬剤師よりも多くの時給をもらって雇われているので、急に休むことはあまり許されません。
さらに、高い時給を払ってまで派遣薬剤師を雇うということは、人材がおらず仕事が回っていないということです。
そのような状況で突然の欠勤はおそらく許してくれないと思います。派遣先には人が深刻に不足していることを念頭に置いておくべきです。
欠勤を繰り返すと派遣会社にクレームが入り、派遣先を紹介してくれなくなります。
派遣会社の信頼問題に関わるからです。
なので、派遣先ではなるべく休むことのないように気をつけましょう。
薬剤師の派遣先は突然契約が切られる
派遣薬剤師の一番恐ろしい部分はこの要素です。
派遣薬剤師は正社員がくるまでの穴埋めとして雇われているので、社員が充足されたら契約は解除されます。
今の勤務先の契約が満了して、すぐに次の勤務先が見つかる保証はありません。
なので派遣会社の信頼性が重要になってきます。
求人はあるが、自分の希望に合う求人があるとも限りません。
ママさん薬剤師の場合だと、なるべく家や保育園から近く、短い勤務時間で働きたいという条件が多いのですが、条件を絞れば絞るほど、求人は少なくなってしまいます。
なので、場合と環境によっては、次の勤務先を見つけるのにてこずってしまう場合があります。
一時的な給料は良いですが、ブランクが発生するため、年収で考えると収入は減っているというのが現実です。
派遣薬剤師はスキルアップは難しい
あくまで派遣薬剤師は、人がいない間の繋ぎとして呼ばれています。
なので、主に勤務先ではピッキングなどの直ぐにできる仕事がメインになってきます。
ピッキングなどの簡単な作業の繰り返しを何年も続けるのはモチベーションを保つのも大変です。
職場で働きながらスキルを積んでいき、やがてはキュアリアップを目指したいという人には向いていないかもしれません。
どうして派遣薬剤師にこのようなことが起こるのか
これらは、派遣会社への支払いが多いことから発生しています。
会社側からすれば、社員よりも２倍近く高い給料を払っているため、少しでも早く正社員を雇いたいと思っているところがほとんどです。
多くの企業や薬局は、派遣薬剤師に応用的な技術であったり、長期的な勤務は望んでいません。
正社員を雇うまでのしのぎとして捉えているところが多いため、任せられる業務は単純作業に偏ったり、突然契約が切られてしまうことがあります。
派遣薬剤師の働き方にもたらすメリットは？
これまで派遣薬剤師の時給の高さについてお話してきましたが、他にもいくつかメリットがあります。
派遣薬剤師なら柔軟で残業なしの働きが可能！
派遣薬剤師のメリットは時給が高いことだけではありません。
「自分が決めた時間だけ働く」という理想的な働き方が可能です。
決まった時間だけ働くことで以下のような働き方も可能です。
- 子供の送り迎えなど、育児との両立が可能
- プライベートの時間を確保できる
- 時短で稼ぐことができる
育児と仕事の両立が可能になる
ママさん薬剤師は、自分の仕事だけでなく育児との両立をする必要があります。
働きながら育児をしたい、家庭の支度などをしたいという融通の効く働き方は、派遣薬剤師なら可能です。
「子供の送り迎えまで働きたい」などの希望も、派遣薬剤師なら可能です。
自分の時間をしっかり確保できる
派遣薬剤師は自分の希望する時間のみ働くので、しっかり自分の時間を確保することができます。
中には、派遣薬剤師で短期間ガッツリ働いて、海外に長期休暇する人もいます。
自分の時間を確保することで、ワークライフバランスが保たれるので、心身ともにリスレッシュした状態で働くことができます。
これも、派遣薬剤師の時給が高いからこそ実現できることです。
時短で稼ぐことが可能
派遣薬剤師の平均時給は都市部でも２３００円ほどです。
正社員と比べるとかなり高い時給になっています。
派遣薬剤師はどちらかというと、「患者様との対話を増やしたい」というよりは、「短期間でガッツリ稼ぎたい！」という人にいおすすめです。
これだけ高時給なので、働く時間が短くても、効率的に稼ぐことが可能です。
誤解されている派遣薬剤師のデメリット
ここまで派遣薬剤師に関するメリットを紹介してきましたが、派遣薬剤師としてキャリアを歩もうと思った人も多いのではないでしょうか？
しかし、逆にデメリットや、マイナスなイメージがあるのも事実です。
そんなデメリットに対する誤解やマイナスなイメージを１つずつ紹介し、本当なのかどうか探っていきます。
派遣薬剤師には福利厚生がつかない
結論から述べると、これは誤解です。
派遣薬剤師は、派遣会社と契約を結び働きます。
つまり、福利厚生に関しても派遣会社の制度が適用されます。
派遣会社は近頃福利厚生麺に関して充実している会社が多いので、大きな確率で福利厚生を受けながら働くことができます。
当然、社会保険も整備されるので、育休、産休も取ることができます。
ママさん薬剤師にとっては嬉しい事実なのではないでしょうか。
次の派遣先を見つけるのに時間がかかる
派遣社員は、契約期間が切れると働けなくなるというのがデメリットです。
せっかく今の環境に慣れ始めてたのに、また次の環境で働かなければならないのは仕方のない事実です。
派遣社員は「将来の不安」がつきまといます。
しかし、派遣薬剤師においては、次の職場が見つからないということはほとんど起こっていません。
なぜなら、現在日本では薬剤師の数が不足しているため、薬剤師の需要が高いです。
同様に、派遣薬剤師の需要も高い状況が続いています。
なので、今の派遣先の契約が切れても、スムーズに次の職場への派遣先が決まります。
都市部以外の地方では都市部以上に人材が深刻にいない状況なので、地方で探せば、より高待遇の条件を揃えている求人が多くあります。
大手の派遣登録会社に登録しておけば、派遣契約期間が切れるタイミングに合わせて、次の派遣先を紹介してくれます。
なので、将来に不安にならずに安心して働くことができます。
派遣薬剤師に対するあたりが強い
これは派遣薬剤師に限らずよく言われることですね。
正直これは職場によりけりです。
しかし、ここで派遣会社の力を頼ることで人間関係に悩むリスクを回避できます。
というのも、派遣会社ではクライアントである薬局や病院と事前に話をしています。
その際に、現場の雰囲気や人間関係などを確かめてくれます。
さらに最近では、職場を自分の目で確かめたい場合には、派遣会社のアドバイザーと一緒に希望先へ赴き、現場の雰囲気などを知ることができたり、気になっていることなどを質問できます。
このような環境が整っている派遣会社は多いので、より正確な情報によって、職場とのミスマッチを事前に防ぐことができます。
薬キャリ
薬キャリは薬剤師登録者数ナンバーワンの安心サイトです。
派遣求人も充実しており、なによりもママさん薬剤師のためのサイトも開設されているので、子育てとの両立をしたい方にはオススメの求人サイトになっています。
サポート体制に関しても、非常にスピーディで丁寧な対応をしてくれると評判が高いです。
https://fukushi-plaza.com/yakukyari-hyouban/
リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師は大企業との信頼関係が厚いため、非公開求人を多くそろえているところが一番大きなポイントです。
非公開求人は一般に公開されていない求人のことで、高時給高収入求人であることが多いです。
求人数も多く、アドバイザとの直接面談も可能なので、手厚いサポートを行ってくれます。
お仕事ラボ
お仕事ラボの特徴は「速払い」サービスがあることです。
「速払いサービス」は、お給料日を待たずに、給与が確定した給料の一部が前払いされる制度です。
また、お仕事ラボはアイセイ薬局が運営しているため、安心できる取り扱い求人数も１００００件を超えており、全国の都道府県に対応しているため、地方での転職を考えている人にもオススメできます。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフはコンサルタントが直接現場まで足を運んでくれます。
このおかげで、実際の現場の雰囲気や詳しい情報などを知ることができます。
また、ファルマスタッフは求人数が日本トップで、その数はなんと５００００件にのぼります。また、給料交渉などもしてくれます。
派遣薬剤師は生活に合わせた働き方が可能！
これまで派遣薬剤師の働き方、メリットなどに関して答えてきましたが、いかかだったでしょうか。
派遣薬剤師は自分の生活に合わせて柔軟に働きかたを変えることが可能です。
主に、ママさん薬剤師さんは、育児や家庭との両立をするには、派遣薬剤師としてのキャリアを強くオススメします。
また、派遣薬剤師費は高時給案件が多いので、勤務時間に偏りがあっても、安定した収益を得ることができます。
この機会に自分の生活環境や、現在のキャリアと向かい合って、派遣薬剤師としての道を考えてみてはいかがでしょうか？