薬剤師が転職をするということは、今の職場を離れて、新しい環境で働くことになります。
ですが、いざ転職するとなった時、いつから準備をはじめればいいのか、いつ今の職場に辞めることを伝えるべきなのか、
実際の流れにについてよく理解していないことが多いと思います。
また、転職すると決めた時、働きながら活動するのか、やめてから活動するのか、どちらが良いのでしょうか？
薬剤師転職はしっかり準備しないと転職グセがついてしまいます。
なので、薬剤師はいつからどのように転職活動を始めるべきなのかについて説明していきます。
目次
薬剤師は６つの転職時期がある！
転職は人生において大きな分岐点になるので、失敗したくないと思う人がほとんどだと思います。
今は薬剤師の需要が高まっているので、一年中転職は可能です。
しかし、転職を始めるのに適切な時期というものは存在します。
これらのタイミングを逃すと失敗してしまうリスクが増すので、これらに意識して取り組みましょう。
- 求人が多い時期
- ボーナス転職
- 転職が不利にならない時期
- 職場に迷惑をかけない時期
- 女性ならではの時期
- やめたいと思った時期
求人が多い時期
まず、転職する上で、いつの時期が求人数が多いのかは把握しておくべきです。
実際、求人数が多い時期は１～３月と９月です。
これは企業は3月と9月が年度末と半期末であるため、4月や10月から新たな年度が始まるからです。
特に４月は多くの異動がでるので、欠員が出ます。
なので１～３月が一番求人数が多い時期です。
逆に、長期休暇がある月は求人数が少ない時期です。
例を出すと８月、ＧＷのある５月、年末年始を迎える１２月などです。
この時期をすぎると、求人は増えます。
反面、人気な求人などは倍率が高く人気なので、しっかりとした準備が必要です。
なので多くの職場から効率よく探すためにも、求人数が多い時期に始めるのをおすすめします。
ボーナス転職
転職を行う際、ボーナスを受け取ってから転職することをボーナス転職と言います。
ボーナスがもらえるのは６月と１２月が多いので、受け取った後の７月と１月に退職します。
なので、転職活動は４月～６月、１１月～１２月に行うと、スムーズに転職できます。
ここで注意すべきなのが、ボーナスのもらい逃げと思われてはいけません。
それを防ぐために、もらう時期よりも２～３ヶ月前には転職する旨を伝えておきましょう。
迷惑をかけない転職
転職するにあたって、急にその旨を伝えていまうと、企業側も引き継ぎがしにくく、新たな人員を募集する準備も急がなければいけません。
そのような自体を防ぐためにも、３ヶ月前には転職する旨をお伝えすることをお伝えします。
会社や同僚に迷惑をかけず、お互いに気持ちよく終えられるように、円満退職を心がけましょう。
転職が不利にならない時期の転職
薬剤師転職をするにあたって、２つほど活動が不利になりかねないケースがあるのでご紹介します。
年齢が高齢化してからの転職
薬剤師転職は年齢が高くなればなるほど転職自体難しくなっていきます。
これは年齢が高い分給料も多く払うが、若い人よりも暗記力や体力では劣りがちと思われるからです。
１，２年働けば、転職では価値が認められ転職できるので、なるべく年齢的に不利にならない時期に転職活動をはじめましょう。
ブランクが空いてしまった時
求人が多い、ボーナス転職などをお伝えしましたが、このブランクが空いた後の転職は不利になります。
たまに、「退職してから、少し休んでから仕事を再開したい」という人がいますが、おすすめできません。
これには理由が２つあります。
体調面で心配され不利になる
女性みたいに育児などであればブランクの理由も明白ですが、そうでないと何か心や体に病気があったのではないか？と思われてしまい、不利に進んでしまいます。
たとえ別の理由を伝えても人事側には疑問が残るので、よほどの理由がない限り、すぐに転職しましょう。
焦りにつながる
ブランクが相手から転職活動を始めると、休んでいた給料はないわけですから、早く内定がほしいと思って、希望のハードルを下げて転職してしまうケースがあります。
しかし、この場合は失敗につながるケースが多いのでおすすめできません。
焦らずに余裕を持って決めるためにも、ブランクはあけないようにしましょう。
女性ならではの転職
女性薬剤師の場合、転職には以下のケースがあります。
結婚後、残業のない職場に転職
結婚してからだと、家事と両立して働きたいと思うため、結婚後に転職する人はかなり多いです。
中でも、残業の少ないドラッグストアや、地方薬局は人気があります。
妊娠後、落ち着いてから転職
もう一つのケースは妊娠後、子育てがある程度落ち着いてから転職する場合も多いです。
妊娠休暇、育児休暇の整備が整っていない薬局の女性薬剤師などが転職するケースが多いです。
主に、子供が保育園や幼稚園に入学してから働くのが主流です。
辞めたいと思った時期に転職
これまでにいくつか転職するタイミングを紹介してきましたが、自分がどうしても転職したいと思ったら、すぐに行動するべきです。
薬剤師をほしいと思っている企業や薬局は多くあり、すごく雰囲気が良く楽しく働ける環境も存在します。
求人があまり少ない時期や、ボーナスが出ない時期だとしても、転職したいと思う強い気持ちがあれば、きっと上手くいきます。
転職するタイミングを意識
今の職場から転職する場合、働きながら探す場合と、退職してから探す２種類があります。
多くの人は働きながら次の転職先を探す人が多いです。
その理由も含めて説明します。
働きながら転職活動する場合
先程おっしゃったように、こちらのほうが大多数を占めます。
薬剤師としてブランクをあけず、スムーズに転職できるからです。
他にも理由があります。
自分に合う求人をつかみやすい
働きながら転職サイトに登録しておくと、適切な求人が出た時に、すぐにスイッチできるようになります。
働きながら探すという点で、少し時間に余裕はないという点はあります。
しかし、転職サイトのカウンセラーもいますので、負担を減らしながらすすめることができます。
基本的に１ヶ月～３ヶ月前から退職のことはお伝えするので、長期的なスパンで探すことが可能です。
年収が高い、土日休みなどの求人は人気ですぐに埋まってしまうので、早めに対策することが重要です。
退職してから探す場合
退職してから求人を探す場合、時間に余裕が生まれるので、じっくり探すことができます。
長期休暇を楽しみたい、落ち着いてからまた働きたいと思う人は、退職してから転職活動したほうがいいかもしれません。
ただ、メリットだけではありません。
問題点として、ブランクが空いてしまいます。
退職してから求人を探す間は、薬剤師の仕事はしていないため、給料は入っていません。そのため、徐々に自分に余裕がなくなり、希望条件のハードルを下げて探してしまう人が多いです。
転職する時期・タイミングは大事
これまで薬剤師転職する時期・タイミングに付いてお伝えしてきましたが、これらのことを意識するだけで、良い転職活動になる可能性は上がると思います。
自分の転職動機や、希望条件のハードルなどは固定するようにして、是非後悔しない転職活動をしてください！