ケアマネジャーは未経験でも就職できるの?

ケアマネジャーは未経験でも就職できるの?

ケアマネジャーの資格は取得したが、実務経験がまだない、未経験から始めるにはどうしたらいいの。

今回は資格は取得したが実務が未経験でもはじめられるケアマネジャーの働くまでについてまとめました。

ケアマネジャーの仕事で持っていたほうが良い資格を紹介

晴れてケアマネジャーの資格の合格したはいいが、どうやったらケアマネジャーとして働けるか、ケアマネジャーとして未経験だが、ケアマネジャーの仕事をしたい場合に求められる資格について紹介していきます。

社会福祉士の資格

社会福祉士の資格を持っていることは、ケアマネジャーとして働く上で役にたちます。

社会福祉士の資格取得のために学んだことによって、福祉に関する知識は持っている証となるので、就職の面接において有利になります。

社会福祉士は福祉サービスの専門家で、厚生労働省管轄の国家資格です。有資格者でなければ「社会福祉士」と名乗ることができない「名称独占資格」ではありますが、社会福祉士の資格取得者は、生活指導員・ソーシャルワーカー・ケースワーカー等さまざまな名前を掲げて仕事をしています。今回はそんな社会福祉士について解説します。

介護福祉士の資格

ケアマネジャーの介護支援専門職員の資格の他に、介護関連の資格を取得していることが求められる場合があります。

その一つとして、社会福祉士と同様に国家資格である介護福祉士も就職の面接において高く評価されます。

現場の介護を知っているかについても採用側は見ています。

介護士の上の資格である介護福祉士は高い評価ポイントとなります。

この社会福祉士や介護福祉士の資格以外にも、実務者研修や介護職員初任者研修も介護の現場について経験を積んだという証明になりますので、持っている場合はアピールポイントとして利用しましょう。

介護福祉士と聞くと、養護施設に勤めている介護職員、ホームヘルパーをお思いの方がほとんどでしょう。しかし、介護福祉士は現場での活動以外にも、チームマネジメントや利用者のメンタルケアまで多岐にわたって活躍しています。仕事内容やメリットなどご紹介していきます。

認知症ケア専門士の資格

認知症ケア専門士は、認知症のケアをする方法を知っている証になります。

認知症のケア方法を知っていることは、ケアマネジャーの仕事をする上で重宝されるので、就職の面接においても同様に評価されます。

なぜ、認知症ケア専門士が評価されるかというと、高齢者介護と認知症の関係が深いからです。

厚生労働省によると、65歳以上の20%が認知書になっている状態です。

これから介護をする場合は認知症の利用者も増えてきますので、認知症に関する知識を知っていることはケアマネジャーの仕事で重宝されます。

認知症ケア専門士になるにはどのような資格が必要となってくるのかご紹介いたします。また、資格取得後にどのようなメリットがあるのかも合わせてご紹介いたします。

ケアマネジャーの仕事で求められるスキルや能力は?

PCスキル

ケアマネジャーは、介護サービス利用者に対して、ケアプランを作成やプレゼンテーションをおこないます。

書類を作成する際は、ほとんどPCを使うのでPCのスキルは必要不可欠となります。

現場の実務経験よりも、「パソコンを使うことができるか」ということを質問をして重視する、採用側もあるみたいです。

運転免許

働く場所によって異なりますが、運転免許を持っていて車が運転できるかどうかも求められるポイントです。

都心部の場合は自転車や電車などがありますが、地方で働く場合は移動手段のほとんどが車になります。

出勤をはじめとした、利用者訪問、関連事業者へ資料・書類を届ける場合に車を使うが多いです。

介護現場でのコミュニケーション能力

ケアマネジャーの資格を持っている、または受験をしたということは、ほとんどの場合は介護の現場に5年以上働いていたということです。

その介護の現場で働いていくなかで培ってきた、利用者とのコミュニケーションはケアマネジャーとして働く上でアセスメント業務をする時に大切なものとなります。

アセスメントとは、介護過程をする第一段階に行うもので、介護利用者の課題を分析して、介護利用者が求めているニーズについて調べることです。

実務経験なしから正社員のケアマネジャーになるルートを紹介!

ケアマネジャーとして働く前段階で、求められるスキル・経験を紹介してきました。

しかしケアマネジャーとして正社員で働くにはやはり現場を知っているか、実務経験があるかどうかを多く聞かれます。

その理由として介護事業者には予算が限られており、新人を育成する余裕がなく、研修などをおこなえず、すでに働いているケアマネジャーも勉強を行いスキルアップをしていかなければなりません。

そのような環境の中、新人を育成するのは困難です。

また、ケアマネジャーの仕事として求められるのは即戦力のものが多く、基本的には1人で業務に取り組みます。

以上のことから実務未経験からいきなり正社員採用されることが少ないです。

ケアマネジャーとして他に働くルートを紹介していきます。

オープニングスタッフ

新規に立ち上げであるオープニングスタッフの場合は、実務経験がなくとも正社員を採用している場合があります。

しかし未経験の採用枠は競争率が高く厳しいです。

また未経験で可能な求人は、非公開求人が多く就職エージェントからでないと応募できないことが多いです。

ですのでケアマネ転職サイトなどを登録・利用するのが良いでしょう。

パートから始める

ケアマネジャーの資格だけしか持ってなく、介護の現場を知らない、未経験枠の採用に入る自信がないときは、パートから始めることがおすすめです。

パートから始めることによって、ケアマネジャーの業務を少しずつ携わっていくことができます。

またケアマネジャーのパートは時給が高く、介護業界の中でもトップクラスです。

派遣として働く

他にもパート勤務だけでなく、派遣社員として働くこともできます。

派遣社員として働くことで様々な事業所で経験を積むことができます。

さらに派遣社員としての時給はパートよりも高いので、自分のライフスタイルに合わせてでも経験することができます。

生活相談員として働く

生活相談員の仕事はケアマネジャーの仕事と似ているので、生活相談員の求人にも注目してみるとよいでしょう。

デイサービスから特養等幅広い介護施設で求人が募集されているので、おすすめです。

焦らず自分の将来を考えよう

ケアマネジャーの資格を持っていても、最初はケアマネジャーとしての実務経験はないので最初はケアマネジャーの正社員として働くことは難しいのが現状です。

しかし正社員として働くのではなく、「ケアマネジャーの仕事をする、ケアマネジャーのとして働く」方法はいくつでもあります。

正社員になれないからといって焦るのではなく、自分の将来を考えつつ、今の働き方を考えてみてもいいのではないでしょうか。

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