現在日本では超高齢化社会という状態にいるため、介護業界にニーズが集まってきています。
年々若者の人口が減少しつつあるため、人手不足の問題が絶えません。
その中で介護業界に興味を持ち、介護事務の職に就いたという人もいるのではないでしょうか。
介護事務は介護師と違いデスクワークでの作業を主におこなっています。
作業内容としては、介護報酬額のレセプトを作成することや受付係などがあります。
その介護事務の仕事でさらに「ほかの仕事もできるようになりたい!」と考えている方もいますよね。
今回は、そう考えている方たちに介事管理専門秘書検定資格を取得することのメリットについて解説していきます!
目次
介事管専門理秘書検定資格って何?
介護事務で働いている、なることを目指している方は「介事管理秘書検定資格」という資格を一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?
介事管理専門秘書検定資格とは一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している資格の一つです。
この資格を取得することによって介護事務報酬請求の作成などの技能だけでなく、ケアマネジャーのサポート業務や介護施設を利用者や介護事務で働いている人たちのメンタルケアをおこなうことができます。
介護士は介護を必要としてくださる方たちをサポートしていますが、働いている方たちもサポートする必要があります。
介護士のメンタルケアはとても大切な役割であり、メンタルケアを怠ると精神的に追い詰められている方を次々に増やしてしまいます。
介事管理専門秘書検定資格を資格することで介護事務だけでなく介護業務も行うことができるので、企業には必要とされる人材になるでしょう。
介事管理専門秘書検定資格の難易度
介事管理専門秘書検定資格は難易度でいえば、簡単な方に分類されると思います。ケアマネジャーと同じように受験資格があります。
その条件は日本能力化初推進協会が認定したカリキュラムをすべて修了しなければなりません。
これを修了しなければ介事管理専門秘書検定資格の試験を受けることはできません。
注意してください。試験内容は、介護保険制度、介護全般の知識、介護報酬請求、現場スタッフや利用者のメンタルケアの知識が問われます。
試験の場所に指定がなく、住宅での受験になるので気軽に試験を受けられるはずです。
試験の合格基準の得点は70%以上になるので試験を受ける前に過去問などを解いて、90点以上の点数をとれていれば余裕があると思います。
合否結果は1か月後に送られてきます。
すでにケアクラークや介護事務管理士や介護事務実務士の資格を取得している方は勉強する範囲も少ないので取りやすいと思います。
介事管理専門秘書検定資格を取得するメリット
管理秘書検定資格を取ることでどのようなメリットがあるのか気になりますよね。
メリットを知らなければ取る気にもならないと思います。
介護事務の技術・知識がさらに身につく
介護事務のことについて勉強すればするほど知識・技術が身に付き、作業効率もよくなるはずです。
また、それほどの知識があれば教育する立場にもなれるはずです。
教えるという立場は「この人ならしっかりと教えることができる」と信頼されていなければ任されることはないでしょう。
そうすれば自然と会社内での立ち位置も上にあがると思います。
給料が上がる
中には資格を取得する際に、資格手当を出してくれるところや管理者手当によって月に2~3万円UPすることもあります。
ほかの人よりも多く給与をもらえることはモチベーションの向上にもつながってくると思います。
働ける場所が増える
管理秘書検定資格を取得することによって更に働ける場所が増え、さまざまなところから必要とされます。
主に介事管理専門秘書検定資格を取得した人はグループホームや有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、訪問介護事業所などで働くことができます。
これらのメリットがある介事管理専門秘書検定資格は年々取得する方が増加しています。取得しようか悩んでいる方が入れば、取得してみてください。
まとめ
いかがでしたか?介事管理専門秘書検定資格についての疑問を解決させることができたでしょうか。
介護事務の仕事は一見「デスクワーク」での作業が多いため、人とのかかわりはあまり少ないと思われがちです。
今回紹介した介事管理専門秘書検定資格は、介護を必要としている方やその家族、現場で働いているスタッフのメンタルケアもおこなわなければなりません。
メンタルケアはとても重要で、悩んでいる方をいち早く見つけ出してあげないといけません。
このメンタルケアを疎かにすると介護職を「辞めたい」という人が増えてしまいます。
責任のある仕事をすることでやりがいも出てくるので成長もしやすいと思います。
独学で勉強する自信がなければスクールに通い、確実に点数を取ることも手段の1つです。
資格を取得したならば、それなりに能力を見られると思いますが、それほど期待されているということなのでプレッシャーに押しつぶされないようにいてください。
では、今回書かせてもらった介事管理専門秘書検定資格についての記事を終えさせてもらいます。