「単発で薬局で働きたいけど求人なんてあるの?」
「単発の薬剤師って時給が高いって聞いたんだけど、、」
この記事は、派遣薬剤師が単発として働こうか迷っている人に向けた記事になります。
派遣薬剤師は単発で稼ぐことで一日で多くのお金を稼げる他、プライベートや育児の時間との両立が可能なので、大変人気な働き方です。
ですが、単発に関する法律の改正などもあり、押さえておくべき内容もあります。
この記事を読めば単発薬剤師に関する悩みは解消し、きっと新しい働き方への後押しとなるはずです。
しっかりポイントを整理していきましょう。
目次
派遣薬剤師の単発が人気の理由
派遣薬剤師の単発が人気の理由は主に3つあります。
- 自分の時間が確保できる
- 高時給の求人が多いので効率的に稼げる
- 様々な職場を経験できる
自分の時間が確保できる
単発薬剤師は、一日の勤務時間がそこまで多くないので、自分の時間に充てることができます。
ママさん薬剤師などは保育園などの送り迎えの両立も可能ですし、趣味の時間や学校などがある人も、単発なら両立が可能です。
高時給だからこそできる働き方ですね。
高時給求人が多い
単発薬剤師は、派遣薬剤師と同様、時給が高いことが一番のメリットです。
平均的にみても2500円を超えるところが多いため、効率的に稼ぐことが可能です。
様々な職場を体験できる
単発薬剤師は主に一日だけの勤務なので、様々な職場で働くことになります。
中には、環境の変化に対応するのがストレスに感じる人もいますが、新鮮な空気として感じることのできる人にとっては、楽しい働き方になります。
派遣薬剤師の単発として多く稼ぐ方法
結論から言うと、派遣薬剤師の単発は時給が高いことで有名です。
求人を見てみると、時給は2600円のものもあります。
その中で、単発薬剤師として効率よく稼ぐ方法は2つあります。
- 派遣会社エージェントに複数登録する
- 求人数が多く、スピーディな対応をしてくれる会社に頼る
単発派遣に強く、登録しておくべき派遣サイト
効率よく稼ぐためには派遣会社エージェントへの登録が必要だとお伝えしましたが、その中でも求人数が多く、スピーディな派遣会社を紹介します。
特徴 | |
薬キャリ | 対応がスピーディで口コミにおいても高評価が多くを占める優良サイト |
アプロドットコム | 求人では量より質で勝負しており、幅広い求人がある |
ファルメイト | 求人数では劣るが、高時給求人の数が多い |
派遣会社は、自分との相性も大事なので、最初は複数登録しておいて、話してみたりするうちに自分と合うかどうか見極め絞っていくのがオススメの活用方法です。
薬剤師の単発派遣:法律改正に注意!
単発薬剤師はママさん薬剤師医など、仕事以外の時間も必要とする薬剤師さんにとって有効な働き方ですが、「法律改正によって、中には単発薬剤師として働くことができない人もいるかもしれない」ので、その内容についてチェックしておきましょう。
即日の派遣薬剤師の勤務は労働者派遣法で禁止
2012年10月の労働者派遣法改正により、30日以内の短期間の労働契約が原則的に禁止になりました。
これでは単発として働くことはできませんが、ではどうして単発薬剤師の求人は存在するのでしょうか?
1つ以上の条件を満たしていれば単発勤務は可能!
実は、今からご紹介する条件の中で、1つでも満たしていれば単発薬剤師として勤務することができます。
- 60歳以上である
- 主たる生計者ではなく、世帯の年間収入の額が500万円以上である
- 学生である
- 本業収入が500万円以上である。
この4つのポイントを要約すると、学生や高齢者、夫の収入が500万円以上ある方は、単発薬剤師として問題なく勤務することができます。
上記のポイントを一つでも満たしていれば問題はないのですが、公務員薬剤師と管理薬剤師は兼業が禁止されてるので注意が必要です。
単発薬剤師の業務内容,勤務先は?
派遣薬剤師の単発として働く前に多くの人が業務内容や勤務先について心配する人が多いので解説します。
ですが前提として、単発や派遣薬剤師の場合、即戦力の知識とスキルが求められます。
なので、どうしても調剤経験者でないと難しいのが現実です。
そこのあたりは、求人条件などをみて確認するようにしましょう。
単発薬剤師の主な業務内容
主な業務は投薬がメインになります。
調剤経験者なら難なくできる業務ですが、環境が変わるので、設備やメーカーなどの変化の対応力は必要です。
主な勤務先
単発薬剤師の主な勤務先は基本的に調剤薬局と調剤併設のドラッグストアです。
調剤業務がメインになってくるのが理由です。
例外のケースですが、たまにドラッグストア主催のイベントのスタッフとしての求人が単発ででることがあります。
その際も来場者に薬の説明をするなど基本的な知識があれば問題ない業務です。
単発薬剤師で注意すべきデメリット
単発薬剤師は時給が高かったり、自分の時間が確保できるなど良い点もありますが、考慮すべきデメリットも存在するので、押さえておきましょう。
- 職場での研修はない
- 残業を強いられるケースもある
- スキルアップはできない
職場での研修はない
単発研修は研修がないので、業務に慣れていない薬剤師には難しい現実があります。
というのも、単発や派遣を求人している薬局などは基本的に薬剤師の数が回っていないため即戦力を求めている状況です。
なのでとても研修をする時間など設けていません。
慣れない職場で無理して応募して派遣先に迷惑をかけてしまっては本末転倒なので、調剤経験に乏しい、ブランク空けである方はもう少し考え直してみましょう。
残業を強いられる場合がある
2つ目の問題は雇用条件です。
単発薬剤師を募集している薬局は人が足りていないのに仕事が溢れている非常に忙しい職場です。
なので単発薬剤師さんの仕事量も自然発生的に増えます。
結果、就業時間を超える勤務を強いられる場面も中には出てきます。
あまりにもひどい場合は派遣会社に連絡することで対応してくれます。
この場合にも、リサーチ力のある有名な派遣サイトに登録しておくことで前もってリスクを軽減しておくことができます。
スキルアップできない
残念ながら、単発薬剤師はスキルアップしたい方にはオススメできません。
なぜなら、単発薬剤師はピッキングや調剤など、単純な業務を任せられることが多いので、スキルの向上は見込めません。
将来、管理薬剤師になりたいという人などにはオススメできない働き方です。
単発薬剤師の気になる質問を解消!
最後に、多くの質問の中から抜粋してお答えしていきます。
単発薬剤師に向いている人の特徴ってなんですか?
主に、単発薬剤師に向いている人の特徴としては、
- 自分の時間がある程度必要な人
- 高時給がモチベーションになる人
単発薬剤師は、自分で働く日や時間を決めることができるので、自分の時間を確保することができます。
中には子供の送り迎えに使う人や、趣味の時間に使う人など、様々です。
また、高時給案件が非常に多いのが単発薬剤師の肝なので、やりがいというよりも、高時給がモチベーションになって働くことができる人にはオススメしたい働き方です。
残業代はでるの?
先ほど、多忙な現場で残業させられる可能性もあるとお伝えしましたが、その際の残業代に関してですが、きちんと残業代は支給されます。
薬局側も高時給を支払っているのでなるべく残業はさせないと思いますが、万が一残業することになってもその分は支給されるので心配しないでください。