薬剤師について年収が高いというイメージが多いと思います。
しかし、現状では思っているほど給料が低く働きづらいと感じる方もいると思います。
そこで転職を行う人もたくさんいます。
転職をする上でのスキルアップや転職先、サイトについてお答えします。
薬剤師の最大の転職理由は「年収アップ」?
薬剤師と聞くと、たくさんの給与を頂いているため転職を行わなくてもいいと考える方は多いと思います。
しかし、「年収アップ」のために転職を行うという方がたくさんいます。
- 初年度の給与は良いが昇給が少ない。
- 転職を行うことによって大幅に年収を上げることが出来る。
という点が挙げられます。
この中で特に重要な点は、何年働いても給与が上がる確率が低いということです。
年収が上がる人は、何か重要な役職についているのです。
これは、新卒や中途採用でも同じで、働く上でのメリットがありません。
そして、転職ややめていく人が多いため、職場によっては高い給与で求人を募集しているところが多く、年収が上がりやすいのです。
年収アップのための転職はどのように進めるべき?
薬剤師が転職を行う際には、ただ職場を変えるだけではいけません。
働いている職場でのスキルを磨くことも給与を増やすためには必要です。
給与を上げるために持つべき3つのスキルを紹介します。
- コミュニケーション能力をつける。
- 店全体のことを考えることができる。
マネジメントスキルがある。
まず、コミュニケーションに関しては、患者さんと会話ができるだけで十分です。
薬剤師のイメージが普通よりもコミュニケーッションが低いと思われています。
そのため、患者さんとの会話が少なく満足度が得られにくいのです。
そのため、コミュニケーション能力があると患者さんの満足度を高めることができ、評価が上がります。
コミュニケーション能力があるだけで、規定より20万円ほど多く年収を得ることができます。
次に、店全体のことを考えることができる薬剤師は、10人に1人ぐらいしかいないため、このような発想ができるためとても重宝されます。
店をどのようにして成果を上げることができるか、残業を減らす方法など、店の雰囲気作りを行うことができるため、とても評価を得られます。
そのため、規定よりも50万円ほど多く、さきほどよりも評価は高いです。
最後に、マネジメントスキルのある薬剤師は年収が上がりやすいです。
このマネジメントスキルとは、薬局長やドラックストアの店長を行っていたという人のことです。
初めてで薬局長を行う方は少ないと思われがちですが、薬局の薬剤師はキャリアアップが早く、大きな企業だと新卒で入って3年ほどで薬局長を務める方もいます。
マネジメント経験者は多くいます。
薬剤師が5人以上いる店舗で薬局長を行っている方だと市場価値は高くなります。
そのため、規定よりも50万~100万円ほど多く年収を増やすことができます。
このように転職を行う際、スキルアップを行うことが給与を上げることに繋がります。
転職を行う前に、スッキルアップを目指すようにしましょう。
高年収のおすすめ転職先は?
高収入での薬剤師の求人となると、大手の製薬メーカーが挙げられます。
大手の製薬メーカーと調剤薬局では100万~200万円の開きがあります。
大手の製薬メーカーだと年収+インセンティブで給与を上げることができます。
また、役職を与えられると、年収1000万円を超えることができます。
また、スキルがあると勤続年数関係なく高収入を狙うことができます。
または、公務員薬剤師として転職をする方法もあります。
公務員薬剤師の年収はそこまで高くないのですが、ボーナスが一般の薬剤師と比較すると2倍近くあります。
また、昇給制度もしっかり整っており、勤続年数に合わせて給与を上げることができます。
そのため、昇給が少なく転職をするということも少なく働く年数が多いほど給与を多くいただくことができます。
短期での高収入を目指すなら大手の製薬メーカーで、長期での高収入を目指すなら公務員薬剤師と自分に合った職場を選ぶ必要があります。
高年収求人が多い薬剤師転職サイトとは?
高収入求人の多いサイトは3つあります。
- 薬キャリ
- リクナビ薬剤師
- ファルマスタッフ
まず、薬キャリはSONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイトです。
病院や医療施設の中では圧倒的に知名度が高いです。
薬剤師の求人自体も多いのですが、病院とのコネクションが強く突発的な求人や職場環境を知ることができます。
次にリクナビ薬剤師は人材紹介最大手のリクルートが行う専門サイトで高い評価と多くの実績があります。
ドラックストア業界での求人が多く、高収入の求人に関してはリクナビが1番多いです。
最後にファルマスタッフは大手調剤薬局のチェーンの日本調剤のグループが運営する薬剤師転職支援サービスです。
調剤薬局を中心に扱っていたサイトですが、ネームバリューの影響で病院・ドラックストアでの求人数の全てで求人数が一番多いです。
また、リクナビ薬剤師と比較すると高収入の求人は少ないですが、全体的に高収入の求人は多いです。
転職サイトを使う際には、1リクナビ薬剤師、2ファルマスタッフ、3薬キャリの順番で高収入の求人を見つけることができます。