公務員薬剤師の年収はどのくらい?年収やボーナスの違いをまとめて解説!

公務員薬剤師の年収はどのくらい?年収やボーナスの違いをまとめて解説!

国公立の病院や保健所などの行政機関で働く薬剤師は、公務員です。

そのため、公務員薬剤師と呼ばれています。

公務員薬剤師は薬剤師の中でも数が少ないため、広く知られていないのが実態です。

民間の薬剤師とは、年収やボーナスの違いはあるのでしょうか。

そこで、今回公務員薬剤師についての年収やボーナスについて紹介します。

公務員薬剤師の年収は安い?

公務員薬剤師の年収年収は、民間の薬剤師と比較すると低く設定してあります。

また、初任給は低く設定してあることから年収は400万円以下です。

これは、民間の薬剤師と比べても低いのです。

公務員薬剤師は勤務年続によって給与が増えていく形をとるため、30代を越えないと年収が増えていきません。

民間の薬剤師と比較しても大きく違うので、とても安いと感じると思います。

年収は低いのですが、昇格がしっかりとあるため、定期的に昇給をすることができる場合は、年収を増やすことが容易です。

定期的に昇給ができない場合では年収は変わらないため年収が安いのです。

しかし、生涯年収の高さがあります。

これは、リストラのリスクがなく、昇給がしっかりあり、勤務年数によって年収が増えていくので、生涯年収で考えると、民間の薬剤師とあまり変わりません。

1年目~5年目程は民間の薬剤師の方が、年収は高いと思います。

しかし、それ以降は公務員薬剤師も年収は変わらないとおもいます。

ボーナスの金額が民間の薬剤師と比較すると公務員薬剤師は高いので、月収は圧倒的に低いのですが年収は上回ることもあります。

これは、働く場所によっても異なりますが年収はほとんど変わらない傾向があります。

そして、年功序列で年齢が高くなる程、給料も自然と上がるので、5年以上働くと、民間の薬剤師よりも高い年収を手に入れることができます。

公務員薬剤師の平均ボーナス年額は?

公務員薬剤師の平均ボーナス年額は50万~90万円です。

これは年齢によっても金額が変わってきます。

民間の薬剤師は30万~40万円となるため、民間の薬剤師よりも高い水準です。

このボーナスの水準はとても高く、民間の薬剤師の月収は公務員薬剤師と比較すると、高いのですが、ボーナスを追加すると年収が変わらない結果になります。

また、2018年には国家公務員のボーナスの増額改定のため、2017年よりボーナスが増額されます。

これは、前年より、年間支給月収を4.4~4.45へと0.05分増加となります。これにより0.05か月分を給与に増額されます。

また、地方の公務員薬剤師も同様で都市と比較すると、ボーナスは低いです。

しかし、その地方の水準を大きく超えています。そのことを踏まえると公務員薬剤師の平均年額はとても高いです。

また、年功序列の制度や昇給がしやすいことを考えると、年齢が高いほどボーナスも増えていきます。

また、公務員ということもあり、月収、年収、ボーナス共に安定しています。

ボーナスも毎年だいたい同じ金額なので、心配する必要もありません。

その点を踏まえると、民間の薬剤師より安心して仕事をすることが出来ます。

また、ボーナスもその年の改定で増えることがあるので期待することができます。

自治体によって違う公務員薬剤師の年収

公務員薬剤師の働く場所は公立病院、保健所、役所などさまざまあります。公立病院に勤務する薬剤師は、患者さんへの薬の調剤や説明、注射薬の調剤、治験管理業務などの管理の仕事があります

保健所での仕事は、薬局のドラックストアへの認可、薬局やドラックストア、病院への立ち入り調査、店舗や事業所への立ち入り調査などがあります。

役所で働く薬剤師も保健所の仕事と同様に、施設や店舗への立ち入り調査や、新規出店時の相談などを行っています。

自治体により大きく年収が違います。

年収が一番高いのが熊本市です。

これは平成28年度の年収ですが、これには時間外手当が含まれています。

この時期、熊本市では熊本地震があり、時間外手当が増えたことで年収が増えたのです。

そのため、同じ熊本県の八代市も年収が三番となっています。

しかし、時間外手当を含まずに年収を比較すると、一番高いのは武蔵野市となります。

その次が神戸市です。

やはり、地方と比較しても、都市部の方が年収は高い傾向です。

しかし、金額に変化はあまりありません。

このように、公務員薬剤師の年収は自治体によって大きく番います。

また、その年の状況によっても年収が大きく異なっています。

実際に、熊本県では、熊本地震により被害が大きかった場所では、公立病院、保健所、役所それぞれで働く公務員薬剤師の年収が以前よりも高くなっています。

これは、時間外手当が含まれており、実際の基本給だけで見ると、武蔵野市が高いことが分かります。

条件次第では、とても良い環境で働くことができるのが公務員薬剤師の魅力的はところです。

民間の薬剤師と比較しても仕事内容も変わりはないので安定して残業も少ない職場をみつけることで安心して仕事を行うことができます。

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