Webサイトで求人を探しているときに、「転職でお祝い金をGET!」と書いてあるのを見たことがありませんか?
最近だと転職をすることによって「お祝い金」というものがもらえるというケースが増えてきています。
お金が少しでも支給されるのは嬉しいですけど、なぜもらえるのかは不思議ですよね。
あやしいお金を受け取ったからといって、疑念を抱かなくても大丈夫!
今回は転職祝い金がもらえる仕組みについて、解説していきます。
目次
「転職お祝い金」とは?
「転職お祝い金」は、求人への応募者が転職をすることによって、もらえるお金のことです。
最近生まれた転職市場の仕組みでもあります。
どの会社からの支給?
- 求人サイトからのケース
- 採用企業からのケース
求人サイトからのケース
最近のケースとしてこのパターンが増えてきています。
この場合には、それぞれの求人に対して「お祝い金」が設定されています。
なぜ、求人サイトは「お祝い金」を設定するのでしょうか?
それは、他の求人サイトよりも応募者を集めるためです。
サイト側から考えてみると、求人への応募者がいなくなることは、会社が成り立たなくなってしまいます。
集客アップを狙っていますが、条件が悪すぎて、応募者がいないということもあるのです。
介護職だと体力的にきつい業務はたくさんありますが、ブラックと呼ばれるようなところもあります。
そのようなところに応募させるためにも、「お祝い金」が設定されています。
採用企業からのケース
求人サイトからだけではなく、採用企業から支給されることもあります。
その目的は、求人サイトと同じで、応募者を増やすことにあるのです。
この手段を使う介護施設は、人材不足に悩まされているといえます。
それ以外にも、入職までの生活費や住居費、資格取得のための費用として支給されています。
転職祝い金の落とし穴について
介護職で転職をするなら、たくさんのお金がもらえる会社でしたいと考えている方もいると思います。
「お祝い金」はメリットしかないように感じますが、転職後に後悔することが多くあるのです。
注意するべき落とし穴について見ていきましょう。
うまい話だけじゃない!3つの落とし穴
- 必ず支払われるとは限らない
- うっかり申請を忘れる
- 介護施設に印象が悪いかも…
- 必ず支払われるとは限らない
「お祝い金」は必ず支払われるのですが、金額の大きさは時期や応募する会社によって変動しています。
ですので、応募者側が希望の金額を言えるわけではありません。
介護施設に入職した時点で、「お祝い金」を受け取る権利が発生するので、求人サイト側に申請しておきましょう。
うっかり申請を忘れる
申請をしようと考えていたけど、忘れることもあります。
せっかく転職をしたのに、もったいないですよね。
申請は本人次第になりますので、メールやアラートで通知されることはありません。
そのため、スマホや手帳でメモをとっておき、スケジュール管理をしておきましょう。
介護施設に印象が悪いかも…
お祝い金を支給している求人サイトを経由して、応募することは施設側にとっては、印象が良いとはとても言えません。
それは、お金や給料を重視して仕事を選んでいるのだと思われるかもしれないからです。
採用担当者は、現場の人手不足を解消するために、定着して働いてくれる人を探しています。
そのため、お金よりは仕事を重視する場合が多いです。
高額なお祝い金はトラブルに!
介護業界のお祝い金の中には、「最大30万円」などのような高額な金額を書いてある場合があります。
ですが、ほとんどの会社はそんなに多くの金額をもらえることはできません。
中には、30万円が本当にもらえることもあるかもしれませんが、トラブルの元になるような危険を秘めているかもしれないのです。
例えばこのようなケースが考えられるのです。
- 半年以上の勤務をしなければならない
- 労働環境や定職率が悪い
- ブラックと呼ばれるような会社
環境の整っている会社であれば、勤務期間が定められていても問題はありません。
ですが、重労働をさせられる業務や、ノルマが大変なところだと働き続けることはむずかしいです。
高額な祝い金を支給する介護施設は、それなりの条件がある可能性がありますので、調べておきましょう。
また、定職率はとても大事なポイントだと言えます。
定職率は、求人サイトに記載していませんが、電話で直接聞いてみるといいです。
このポイントは、転職においての判断材料にもなりますので、気をつけておきましょう。
転職お祝い金は事前に要項をチェック!
転職活動中は、交通費などお金がかかる機会があります。
なかには、スキルアップのために資格取得に力を入れる方もいるでしょう。
そのようなときに、すこしでもお金がもらえたら嬉しいです。
せっかくの「転職お祝い金」ですので、事前に確認しておきましょう。
求人サイトや企業によっては、もらえないところもありますので、注意しておくといいです。
無理に転職することはありませんので、なぜしたいのかを考えた上で判断してもらえれば幸いです。