「介護の仕事へ転職したいが、大変だと聞くし後悔したくない」と思っていませんか?
介護に転職する人に大切なことや失敗から学ぶ成功のテクニックをご紹介します。
まずは介護職がどのような問題点を抱えているのかについて見ていきましょう。
目次
介護職の転職は失敗した人が多いの?
介護業界の制度はだんだん良くなってきている!
介護職への転職で後悔したらどうしようと悩んでいる方は多くいると思います。
後悔しないためにまずは介護職の現状を知りましょう。
介護業界はいわゆる3K(きつい・汚い・危険)ということもあり、大手の企業に比べるとどうしても人気は低い業界になってしまいます。
それに加えて、介護業界には低賃金・重労働という世間のイメージもあり、65歳以上の利用者が増えるのに対して介護職員の人数はあまり足りていません。
しかし、人手不足が深刻化したことで少しずつではありますが、給料は年々上昇傾向になり福利厚生が豊かな企業や施設も増えてきています。
介護職での失敗した人も結構な数いる
もちろん一部の企業や施設では、人手不足なため一人に任される仕事量が多いことや人間関係によって介護職の離職率は16.7%と高いのです。
最近では、転職エージェントも増えてきたので、失敗する人は確実に減ってキているはずですが、100人中100人が転職に成功したとは言い切れないのが現状です。
介護の転職で失敗してしまう人は、具体的にどんな理由で辞めてしまうのでしょうか?
介護転職の典型的な後悔をした失敗談3選
次に介護転職をして後悔した例を紹介します。上記でも述べましたが、介護業界は人手不足なため比較的に転職しやすいと言われています。
しかし、転職後に「思ってたのと違くて前の職場に戻りたい…」と後悔する人が多くいます。実際にどのような理由で後悔してしまうのでしょうか。
ケース1:ボーナスが魅力で転職したが、むしろ年収が下がりそう(32歳男性)
求人票のボーナス4ヶ月という部分に惹かれて転職したが、ボーナスとはそもそも業績が良いと支払われるもので、業績次第で支払われないこともあります。
そして、こういった後悔は30前後の男性に多く見られる特徴の1つです。
働き盛りで家族を養うため、少しでも年収を増やしたいと考え始めるこの時期に待遇の良さを優先していると、理想の働き方と現実とでのギャップが生まれます。
ケース2:人間関係が悪く、時には挨拶を無視されることも(28歳女性)
実際に働き始めると、面接時はわからなかったことが見えてきますが、その典型的な例が人間関係です。
求人票には「人間関係良好」と記載していたとしても、求人票から得られる情報には限度があります。
また、採用担当が性格いいから大丈夫と思い込むケースもありますが、実際に働くのは採用担当ではなく、その職場の人達です。
ケース3:友だちが言っていたより重労働で身体的に厳しい(42歳女性)
介護職の職務内容は勤務先によってかなり変わってきます。
リフトを設置するなど、介護職員への負担の軽減を考えている事業者もいれば、そうでない事業者も存在します。
友達が働きやすくて介護職は良いと言ったとしても、あなたの勤務先はそうでない可能性も十分にありますので注意しましょう。
介護転職で後悔する2つの共通点とは?
それぞれが仕事をする上での欲求を満たすために転職し、その理想と現実とのギャップで後悔した3つの失敗談を紹介してきましたが、実はこれらには2つの共通点があります。
自己分析不足
1つ目は自己分析の不足です。「いやいや、自分の事はわかってるから大丈夫」という人もいるかと思いますが、
自己分析には、採用を通りやすくなることは当然ながら、勤め先とのギャップを減らすことができるというメリットがあります。
情報収集の不足
これが主な共通点となりますが、上記の失敗を元に解説します。
まずはケース1の男性ですが、待遇に注目するあまり、よく調べずに決断して理想とは違った結果を招いてしまっています。
次にケース2の女性は、求人票の情報だけで職場の雰囲気を判断したため、現場に入った際に後悔しています。面接の前後に実際に見に行ったり、面接時にどのくらいの頻度で退職者が出るのかをさり気なく聞いたりすることで情報を集めるべきですね。
ケース3の女性は友達の意見を信じるばかりに、介護業界の情報を調べずに合わない勤務先に転職してしまったことで後悔しています。
介護職員の身体面を考えている事業者を探すことは大切なことです。
介護転職で後悔しないためのテクニック
後悔した失敗例をご紹介してきましたが、当然のことながら、成功している人もたくさんいます。では、成功した人と失敗した人ではなに違うのでしょうか?
この違いから、後悔しないためのテクニックは以下です。
- 転職サイトを見極める
- 職場見学に行っておく
- 常に業界の最新情報を知っておく
転職サイトは自分にあったものを見極めるのがカギ!
まず一番重要になってくるのが、転職サイト選びです。
転職サイトなど、どれも同じように感じる方もいるかも知れませんが、意外と重要です。
転職サイトによって乗っている求人の質は大きく異なります。
また、実際に自分に合った求人を紹介してくれる転職エージェントに登録する場合も、求人数や求人の質に差があるので事前によくリサーチすることが大切です。
転職エージェントを利用する場合は、正直に全ての要望を伝えましょう。
初めて転職する人は躊躇して細かい希望を伝えずに後悔しがちですが、あなたにとって転職は人生における大事な決断です。必ず全ての要望を伝えましょう。
また、複数の転職エージェントに登録することです。
担当者にも合う合わないがあるので、複数を併用して使うことでより納得のいく転職ができます。
担当者の質はとても大事な部分ですので、複数の面接を受け、印象がよかったところに相談するようにしましょう。
転職までには職場見学に行っておくのが無難!
ある程度応募する求人が決まったら職場見学に実際に行ってみましょう。
職場見学は、実際に働こうと思っている施設がどういった施設なのか知ると同時に、職場の人間関係もよく見えるからです。
しかし、逆に考えると面接をする施設側もあなたのことをよく見ているので、粗相のないよう務める必要があります。
業界の情報を常に仕入れる
実際に面接するときに大きく差が開くのが、業界の情報をしっかりしているかどうかです。
面接の担当者や転職先の人とも最近話題になった業界ニュースというネタがあれば、緊張せずに話すことができ、コミュニケーションも円滑とれます。
また情報を集めている間に、偶然自分にピッタリの施設が見つかるかもしれません。
介護の転職を後悔しないためには準備が大切!
介護転職での失敗談をもとに、その特徴と解決策を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
何よりも大事なことは自己や周りに関しての情報を集めることです。後悔の前例から学び、悔いのない満足のする転職のために、ぜひ参考にしてみてください。