介護福祉士の資格取得にかかる料金は?

介護福祉士の資格取得にかかる料金を解説!

介護福祉士という資格を取得するためにはどのくらいの料金がかかるのでしょうか。

ここでは介護福祉士とは何かから具体的に説明していきます!

介護福祉士とはどんな介護資格なのか

料金についての前にまず介護福祉士について説明していきます。

介護福祉士とは、身体的、精神的障害によって介護が必要な人が、自立した生活をするための様々な援助を行う介護のプロフェッショナルの資格です。

似たようなものにホームヘルパーがありますが、ホームヘルパーは介護職員初任者や実務者研修が「それぞれの研修を修了したという身分証」です。

それに対して、介護福祉士は「国家試験に合格しなければ取得することができない資格」です。

介護福祉士の資格を取得すると、介護職員実務者と同じレベルの技能があると認められ、主任ヘルパーや介護コーディネーターとして就業することができます。

他にも、特別養護老人ホームなどの介護職員として働く方もいます。

介護福祉士と聞くと、養護施設に勤めている介護職員、ホームヘルパーをお思いの方がほとんどでしょう。しかし、介護福祉士は現場での活動以外にも、チームマネジメントや利用者のメンタルケアまで多岐にわたって活躍しています。仕事内容やメリットなどご紹介していきます。

介護福祉士になるためにかかる料金は?

介護福祉士の国家資格を取得する方法には以下の種類があります。

  • 実務経験ルート
  • 福祉系高校ルート
  • 養成施設ルート

実務経験ルートにかかる料金について

実務経験3年以上かつ実務者研修を修了し、国家資格を受験する方法の場合、実務者研修を受講するので、その受講費用が必要です。

実務者研修は自身が持っている介護資格によりかかる料金や時間は異なってきます。

無資格者だと約20万円となり、介護職員基礎研修修了者の場合だと5万円程度で取得にできます。

このように実務者研修を受講する場合、もっている資格によって必要な料金が変わってくるというのが特徴です。

また、これらの費用に加えて国家試験の受験費用が10,650円かかります。

福祉系高校ルートの料金について

福祉系高校を卒業後に、国家試験を受験する(特例高校の場合は実務経験9か月以上が必要)ルートでも、介護福祉士を取得できます。

福祉系の専門授業のある高校に通うと、高校に在籍している間に介護に知識を身につけることができます。

また同年代と一緒に学ぶことができ、高校卒業後には国家資格を持って社会で働けるのは大きなメリットです。

しかし、この場合は福祉系高校の学費と国家試験受験費用の10,650円がかかりますので、資格スクールに比べて割高な費用がかかってしまいます。

養成施設ルートの料金について

介護福祉士養成校卒業後に国家試験を受験し介護福祉士を取得する場合は、養成施設に通う費用と国家試験受験費用がかかります。

基本的には、大学または短大・専門などで介護や福祉の学部や学科に入学しなければなりません。

四年制大学の場合は約400万円、短期大学の場合は約200万円必要です。

この費用に加え、10,650円の国家試験受験費用がかかってきます。

介護福祉士の試験対策講座とは?通信と通学を比較!

介護福祉士は国家資格であり、国家試験の合格が不可欠です。

そのため、試験対策講座を受講される方も多くいます。

介護福祉士の試験対策講座は複数の団体によって開講されていて自宅で自分のペースで学ぶ「通信講座」と実際に資格スクールに通って講師の授業を受ける「通学講座」の2種類があります。

通信講座の特徴・メリットを紹介!

通信講座は多くの資格スクールで開講されていますが、今回はユーキャン・ヒューマンアカデミー・ニチイといった大手のスクールの特徴を紹介していきます。

ユーキャン

ユーキャンは筆記試験だけではなく、実技試験にも対応しています。

テキストと合わせて問題集やドリルなどの教材が用意されており、実技対策としてDVDとテキストで学んでいくことができます。

添削などのサポートも充実していることが特徴です。

さまざまな通信講座のあるユーキャンならではの、添削などのサポートも充実していることが特徴です。

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーの特徴としてはテキストと合わせて講義DVDがあるため、テキストだけを使って勉強するよりも覚えやすく身につきやすいということです。

この講義DVDは介護福祉士の出題範囲全てがのっているため全ての科目を満遍なくしっかりと学ぶことができます。

そして5回の模擬試験があり、繰り返すことで知識を深め、合格率を上げることにつながります。

ニチイ

最後にニチイの特徴は多くの合格者の声が教育現場に反映されているという点にあります。

そして、一人ひとりの弱点をカバーするためのオリジナルテキストが導入されているというところも大きなポイントです。

ニチイは教室も全国にあり関連する介護施設なども多いため、実践的なノウハウまで学ぶことができ、介護福祉士取得後は即戦力として働くことができます。

ニチイは、医療系・保育系・介護系などの福祉資格を多く取り扱う資格スクールです。学校の規模も大きく日本全国に教室があるので、どの地域からでも入学しやすい資格スクールといえます。このページでは、ニチイの介護資格の学費や特徴から修了生の口コミまで紹介していきます。

通学講座の特徴・メリットを紹介

通学講座は通信講座に比べて、開講している資格スクールはやや少なめです。

大手だとニチイや三幸福祉カレッジなどが開講しています。

ニチイ

ニチイの標準受講期間は3か月で、全20回の講義と演習問題という構成になっています。

テキストや過去問題も細かく分析されているものなので、初めて受験するという方でも合格するだけの実力をつけることができます。

三幸福祉カレッジ

三幸福祉カレッジは基礎からしっかり学ぶ「完全マスターコース」、短期間で集中的に学ぶ「ポイント速習コース」と、コース分かれているので自分にあったものを選ぶことができます。

短期間で集中的に学ぶコースは4日間の講座であり、忙しい方でも受講できるコースとなっています。

試験対策講座の料金は?

介護福祉士の資格をするために対策講座を受けたいが料金が気になるという方もいらっしゃるかと思います。

通信講座で取得する場合の料金は以下です。

資格スクール 受講料金
ユーキャン 約5万円
ヒューマンアカデミー 約5万円
ニチイ 約2万5000円

通学コースの場合、三幸福祉カレッジでは「完全マスターコース」が約17万円、「ポイント速習コース」が約6万円となっています。

こうして比べてみると、通学講座の方が高めだということが分かります。

まとめ

ここまで国家資格取得するために必要な料金、試験に合格するために必要な料金をまとめてきました。

どのような方法をとるか、どの講座を取るか、もしくは独学で勉強するかで必要な料金というのはとても変わってきます。

介護福祉士の資格を取りたいという方はぜひ自分に合った方法を探してみてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする