介護福祉士は何歳からでも目指せる国家資格!

介護福祉士は何歳でも取得できるの?

介護福祉士は、高齢化が急速に進む現代社会で非常に需要が高まっている職業のひとつであり、その反面、人材不足が懸念されている職業のひとつとしても知られています。

そんな介護福祉士ですが、この職に就く方々の平均年齢はどのくらいなのでしょうか。介護福祉士の実態をふまえながら説明していきたいと思います。

介護福祉士で多くを占める年齢層は?

これに関しては地域によって差があるので一概にはいえませんが、介護福祉士として働いている主な世代としては20~30代が多いようです。

そして離職する年齢としては50代くらいが多いようです。

もちろん、定年まで働き続ける方も多くいるのですが、介護福祉士はとにかく力仕事が多いため、体を痛めてしまったために退職する決断をせざるを得なくなってしまう方が多いようです。

退職後の道としては、介護とは全く違う別の職に転職するという方や、介護職のなかでも力仕事が少ない職種に転職する方もいて、実に様々な道があるようです。

なぜ若い世代が多い?

上記のように、比較的若い世代が多くを占めている介護福祉士ですが、その理由としては、介護福祉士という職が強い根気と体力を必要としている点がまず第一にあるでしょう。

相手にするのが身体の自由がききづらい高齢者であるために、若い人のパワーが常に業務に求められます。

また職場によっては体力のみではなく、気力と根性がないと続けるのが困難なような施設もあるために、若い世代が資格取得を目指す傾向にあるといえるでしょう。

若い世代は安定性を求める傾向あり

また、もう一つの理由として、最近の若者世代が安定した収入と生活を求める傾向にあることがあげられるでしょう。

その安定を求めて、人材不足が懸念されている介護福祉士の職を目指す方が多く、資格を取得すれば将来が安定しやすくなるという考えが多くあることが、介護福祉士の平均年齢層が若くなっていることのもう一つの理由としてあげられると思います。

とはいえ、比較的に若い世代が多いというだけで、もちろん中高年の方も多く働いていらっしゃいます。

若ければ続けれるわけでもない

介護福祉士として働いている方が若い世代が多いのは事実ですが、若ければ誰にでもできる仕事であるなんてことは当然なく、やはり人によって向いている方、向いていない方がいます。

せっかく資格を取得して介護福祉士に就職したとしても、介護というものは人の命と真正面から向き合わなければならない仕事であるために、それ相応な覚悟がないと働き続けることは困難でしょう。

当然のことですが、若い世代はまだ人生経験が少なく、思考も浅くなりがちであるため、しっかりとした注意力を持っていないと取返しのつかない重大な事故や高齢者の命に関わる事態を引き起こしかねません。

たしかに若い世代には体力、根気、パワーがありますが、それだけでは到底この仕事は乗り切れません。

中高年層の介護福祉士も現場では活躍している!

若者世代とは反対に中高年層の介護福祉士は人生経験が豊富で、マニュアル上の知識だけではなく自分の人生経験をもとにして行動し仕事をこなすことが多いので、高齢者から信頼をおかれることが若い世代よりも多く、高齢者と介護福祉士という関係がより親密になることが多いようです。

介護を受ける側の高齢者とほぼ同じ年齢であるような介護福祉士も多くいらっしゃいます。そのような豊富な人生経験を積んでいる方だからこそ介護福祉士として信頼できると考える介護対象者も多くいるようです。

このように、介護福祉士は若い人向けで中高年層には向いていない、資格を取れば続けられるということは決してなく、若さ以外にも求められるものが多くあるということを忘れてはいけません。

介護福祉士を目指すのに年齢の制限はない

介護の仕事は、老若男女を問わず非常に幅広い世代が担っているのが実態です。

上記のように最も多いのが20代ですが、子育てを終えからパートのような形で介護の職に就く主婦層や、定年退職をされた後に新たに介護の職に就く方、介護の教育者として介護職に関わっている方など、とにかく幅広い年齢層が介護に携わっています。

つまり介護職は、条件や制限なく幅広い世代が関われる職業であると言えるでしょう。

そのため、介護関連の職に就こうと考えてからすぐに学校に通って資格を取得しそのまま働き始めるという方もいれば、先に資格だけ取っておいて、子育てが落ち着いてから働き始める方も多くいます。

それぞれの人生計画に沿って介護職に就くため、様々な働き方があるのです。

資格を取るのに年齢は関係ナシ!

これは介護職に限ったことではありませんが、平均年齢の世代しか働いていないということは決してないのです。平均年齢はあくまで「その世代が比較的多い」ことを示しているだけで、それ以外の世代が全く働いていないというわけではないのです。

自分の年齢が平均年齢と違うということを気にする必要はありません。

特に、介護職は人材不足が懸念される職業であるため、幅広い年代の方が必要とされているのです。

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