薬剤師転職を考えている人達の中で、面接で何をアピールすればいいんだろう?と思っている方が多いかと思います。
おそらくよほどの不備がない限り、最初の書類選考は通るので、面接のアピールが合格の分かれ道になります。
ここでは、面接において相手に好印象を与えるアピ―ル方法、アピールポイントの見つけ方についてお伝えします。
目次
薬剤師のアピールポイントの探し方
そもそも、アピールポイントがわからない人が多いかと思います。
なので、自分のアピールポイントが見つからない人は以下の2つを意識しましょう。
- 自分の過去の経験を深堀する
- 周りの人に聞く
自分の経験を振り返ることによって、その時には意識していなかったことが発見できたりします。
例えば、「全職で、調剤ミスを防ぐために、管理担当者に抜擢された行為を深堀すれば、自分には責任感があることがわかります。
また、周りの人に聞いてみたりすることで、客観的な意見がもらえるので、今まで自分が気づかなかった特徴や強みを発見できます。
薬剤師のNGなアピール方法
間違ったアピールをしてしまうと、かえって相手に悪印象を与えてしまうこともあります。
ここでは、やってはいけないアピール方法を2つご紹介します。
自慢話になっている
自慢話とアピールは表裏一体です。
自慢話は、聞かれていないことを話してしまう、的のずれた回答です。
自分の出身大学や、これまで成し遂げた成果だけを述べるのは、相手に自分の本質が伝わらないので、あまり効果はありません。
自己アピールというものは、「相手が求めてきた質問に応じて答える」ことで、自慢話は「聞かれていないことを話す」ことです。
両者の違いを認識して相手に伝えるようにしましょう。
薬剤師経験を述べただけの答え
アピールというのは、自分がどのような人か知ってもらうために行うものです。
「病院で5年勤務してました」などの経験を述べただけでは、その人の人間性も特徴もわかりません。
大事なのは、経験をして、そこから何を学んだのか?自分の個性にどのような変化をもたらしたのか?です。
経験に基づいて得た長所や強みを話せるようにまとめ、練習しましょう。
薬剤師の良いアピール方法
では、どのように話したら相手に好印象を与えることができるでしょうか?
自分の特徴や強みを見つけたら、最も自信のあるものを選びましょう。
また、転職先で活かせるポイントは何か?ということを念頭に置いて考えるとより良いものになります。
良いアピール方法のポイントは4つあります。
- 転職先に求められるものを意識する
- コミュニケーション能力がある
- 周りの人と協調性がある
- 上昇志向がある
求められる能力やスキルは、職種によって異なります。
薬剤師転職の場合、ドラッグストアと病院だと、やはり求められるものも異なってきます。
また、働くうえで、人と円滑にコミュニケーションできる力や、協力して物事を進める協調性などは、どの仕事でも求められるので、大事な要素になります。
これらを意識して構成していきましょう。
職種別に求められるアピールポイント
調剤薬局
調剤薬局の採用者は、以下のことを知りたいと思っています。
- 正確な判断能力
- 安心をもたらす人間性
- 丁寧な言葉遣い
調剤薬局は患者さんと関わる機会が多いので、専門的なスキルというよりも、人間性であったり、協調性が求められます。
また、患者さんの状態をみて薬剤を決めるうえでの基本的な判断能力は必須です。
人と関わるのが好きだという人にはオススメです。
病院
- 豊富な専門知識
- 人とのコミュニケーション能力
病院では扱う薬剤も多いので、より専門的な知識や、多くの人と仕事を進めるためのコミュニケーション能力が求められます。
知識を生かして、人と協力して何かに取り組みたい人にオススメです。
ドラッグストア
- 幅広い薬剤知識
- 仕事に対する熱意
業務能力や一般日用品や、医薬品を含めた幅広い知識を必要とします。
また、コミュニケーション能力や、仕事に対する熱意はどこの職種でも求められるので、重要です。
薬剤師面接では、責任感が決め手
面接の結果を左右する要素
人それぞれのアピールポイントはあると思いますが、責任感はどの仕事でも必要とされる大事な要素です。
どんな仕事をするにしても責任感は求められるので、責任感があることを経験からアピールすることが、成功の秘訣といえます。
あきらめない姿勢をアピール
最後まで何かをやり遂げることは、責任感ある人でないと、できません。
過去の経験から、1つのことをやりきった経験があれば、功績などを織り交ぜ、内容を膨らませてアピールしましょう。
幾つか経験談を用意しておく
責任感に基づくエピソードが複数あった方が、説得力が増し、状況判断能力も評価されます。
面接の引き出しが多いほど、当日も自分に余裕ができて、スムーズに受け答えできるので、是非自信をもって挑めるように対策しましょう。
薬剤師面接では客観的な意見が大切
アピールポイントは基本的に
- 過去の経験を深堀する
- 職種に合う強みを見つける
- 自己アピールとして話せるように内容に膨らみをもたせる
の順番で構成するのがオススメです。
ですが、職種に合う強みを見つけるステップは、人によってさまざまなので、客観的な意見を聞くことが大切です。
リクナビ薬剤師では、専門のコンサルタントが、自分のアピールポイントについての添削や、志望先の職種に合ったアピール方法などを考えてくれるので、客観的な要素も含まれた内容になります。
是非、このような転職サイトなども活用して、中身を濃いものにして、自分をアピールできるようになりましょう!