介護職員初任者研修を取得後のキャリアアップを解説!

介護職員初任者研修を取得後のキャリアアップを解説!

介護士に就職・転職を考えている人や介護士に就職してまだ日が浅い人には介護職員初任者研修を取得することを目標とする人がいます。

介護職員初任者研修は介護資格の入門に位置していて、介護の基本となる知識や技術を身につけるための資格です。

では、取得後のキャリアアップはどのようなものなのでしょうか?

ここから詳しく解説していきます。

介護職員初任者研修取得後の資格面でのキャリアアップの流れ

初任者研修を取得後のキャリアアップの方法として、さらに上位の資格を取得があります。

上位の資格を取ることで、できる仕事の幅が広がり資格手当がつくこともあります。

介護士としてのキャリアアップの流れは以下のようになります。

  1. 介護職員初任者研修を取得
  2. 実務者研修を取得
  3. 受験資格を満たした後、介護福祉士の国家試験に合格する
  4. 認定介護福祉士を目指す

流れを書きましたが、必ずしもこのようにキャリアを進めていくわけではありません。

介護職員基礎研修を受けずに実務者研修を受講する方もいます。

また、介護福祉士になった後認定介護福祉士ではなくケアマネージャーを目指す方もいます。

それぞれ受験資格が異なるので自分に合ったキャリアアップをしていくことが大事です。

キャリアアップできる資格

介護士としてキャリアアップできる資格はたくさんあります。

介護職員基礎研修を取得した後に取得していく資格について解説していきます。

実務者研修

実務者研修とはより質の高い介護サービスを提供するための実践的な知識と技術を身につける研修です。

初任者研修は受講科目が9科目、時間数が130時間だったのに対し、実務者研修は受講科目が20科目、時間数は450時間と大きな違いがあります。

実務者研修を修了すると、たん吸引と経管栄養をおこなえるようになります。

そして初任者研修との大きな違いが、実務者研修の修了が介護福祉士の受験資格である点実務者研修を修了することでサービス提供責任者になることができる点です。

つまり、介護士としてキャリアアップしていくならばとるべき資格の1つだといえます。

https://fukushi-plaza.com/jitumusyakensyu/jitumusya-guide/

介護福祉士

介護福祉士とは、介護系資格で唯一の国家資格です。

介護が必要な人に介護をおこなうだけではなく介護者からの相談に王子アドバイスをする、家族の介護をする人や介護現場で働くヘルパーに指導やアドバイスをおこなうことも仕事の1つです。

介護福祉士の国家試験を受けるためには3年以上の実務経験と実務者研修の修了が受験資格となっています。

介護福祉士になると高度な知識や技術を要求されるようになりますが、就職や転職にはとても有利にはたらき、安定した雇用につながります。

介護福祉士と聞くと、養護施設に勤めている介護職員、ホームヘルパーをお思いの方がほとんどでしょう。しかし、介護福祉士は現場での活動以外にも、チームマネジメントや利用者のメンタルケアまで多岐にわたって活躍しています。仕事内容やメリットなどご紹介していきます。

ケアマネージャー

ケアマネージャーは「介護支援専門員」ともいいます。

仕事内容は介護が必要な方が介護保険サービスを受けられるようにケアプランの作成やサービス事業者との連携をとることです。

ケアマネージャーになるためには介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があり、介護福祉士や看護師などの医療従事者が取得するケースが多いです。

ケアマネージャーという職種をご存知ですか?ケアマネージャーと効くと、介護の現場にいるようなイメージはあまり湧きませんが、彼らは現場ではなくデスクワークが主な仕事です。そんなケアマネージャーについて、取得するメリット、講座の選び方までご紹介していきます!

認定介護福祉士

認定介護福祉士とは、介護福祉士の上位資格として2015年から認証・認定を開始した民間資格です。

介護福祉士よりもさらに多様な知識やスキルの習得、介護職員への指導スキルなどが必要になります。

認定介護福祉士になると、以下の知識やスキルが身につきます。

  • 介護福祉士資格には無い医療・リハビリ・心理社会的支援などの知識
  • 介護職のチームのリーダーとして必要な指導力と実践力
  • サービスの管理、改善に必要な能力
  • 介護に関する地域のニーズを把握・分析し、地域における介護力を向上させるマネジメント力

認定介護福祉士は介護系資格の最高峰ですが、その分取得の条件はとても険しいものです。

しかし資格を取得できれば資格の面でも仕事の面でもとても大きいです。

介護職員初任者研修取得後の役職面でのキャリアアップ

ここまで資格面の話をしてきましたが、ここからは役職面でのキャリアアップについて解説していきます。

役職によるキャリアアップの流れ

役職によるキャリアアップの流れは以下のようになっています。

  1. 就職してヘルパーになる
  2. 主任に昇格する
  3. 介護長・課長になる
  4. 本部長・部長になる
  5. 施設長になる

役職には種類が多く、施設によって異なってくるため必ずこのようになるわけではありません。

役職が上がると管理職として通常の介護職以外のさまざまな業務を行う必要があります。

  • スタッフ管理
    シフト調整、新人育成、契約など
  • 運営
    利用者を増やすための施策、営業、提供サービスの確認
  • 事務
    月末締めの作業、給料の管理、保険請求業務

これらの業務を介護業務とともにこなさなければいけません。

また、介護施設や役職によって管理職になるために必要な資格というものがあるため注意が必要です

介護職員初任者研修を取得したら将来のキャリアアップを考える

介護は資格と役職の双方でキャリアアップができます。

自分の目標や人生設計によってキャリアは大きく変わってくるので、介護職員初任者研修を取得し介護士になる人は、一度将来のキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。

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